くるみんマークとは?【用語集】
ドラッグストアや調剤薬局の比較をしていると、「くるみん認定」「プラチナくるみん」など子育て支援に関する用語が出てきます。
この記事では、それらの用語を解説します。

くるみん?初めて聞いたけど
この記事を読めば「くるみんマーク」を理解し、転職や就職の際に子育てしながら働きやすい企業を見極めやすくなります。
子育てしながら働いている方、将来子供を考えている方はぜひ最後までお読みください。
※この記事は厚生労働省ホームページ「くるみんマーク・プラチナくるみんマーク・トライくるみんマークについて」を参考に作成しています。
くるみんマークとは子育てを積極的に支援している企業につくマーク
くるみんマークは次世代育成支援対策推進法に基づいて企業の自発的な次世代育成支援に関する取組を促すため、行動計画に定めた目標を達成したなど一定の基準を満たした企業は、申請することにより、厚生労働大臣の認定(くるみん認定・ トライくるみん認定)を受けることができる制度です。

つまり、どういうこと?
くるみんマークがついている企業は一般的に子育てを積極的に支援している企業ということです。
現在お子さんがいたり、将来出産育児を考えている人にとって働きやすい企業となるため就職や転職の時に目安となるマークとなります。
くるみんマークには3段階存在し上位認定制度の「プラチナくるみん」、標準認定制度の「くるみん」、入門認定制度の「トライくるみん」となってます。
また別途、不妊治療と仕事の両立支援のためにプラス制度(プラチナくるみんプラス、くるみんプラス、トライくるみんプラス)があります。
プラチナくるみん、くるみん、トライくるみんの違い

くるみんごとの違いはなに?
くるみんごとは以下のようになっています。


薬剤師業界ではプラチナくるみん取得企業にスギ薬局、サンドラッグ、アインファーマシーズなどがあります。
ここからはより詳細を見ていきましょう。
くるみんマークの基準要件
まずは標準的な認定であるくるみん認定の基準を見ていきます。
①雇用環境の整備について、適切な一般事業主行動計画を策定したこと。
②行動計画の計画期間が2年以上5年以下であること。
③策定した行動計画を実施し、計画に定めた目標を達成したこと。
④策定・変更した行動計画について、公表および労働者への周知を適切に行っていること。
⑤男性の育児休業等取得率が30%以上であること。
または、育児休業等+企業独自の育児目的休暇の取得率の合計が50%以上、かつ育児休業等の取得者が1人以上いること
かつ当該割合を「両立支援の広場」で公表していること
⑥女性労働者及び女性の有期雇用労働者の育児休業等取得率が75%以上であること。当該割合を「両立支援の広場」で公表していること
⑦次のいずれかを満たすこと。
(1) フルタイム労働者等の法定時間外・法定休日労働時間の平均が各月30時間未満であること
(2) 25歳以上39歳以下のフルタイム労働者等の法定時間外・法定休日労働時間の平均が各月45時間未満であること
かつ、(1)(2)いずれの場合も、月平均の法定時間外労働60時間以上の者がゼロであること
⑧次世代育成支援対策として、次のいずれかの措置について成果に関する具体的な目標を定めて実施していること。内容変更
(1) 男性労働者の育児休業等の取得期間の延伸に資する措置
(2) 労働者の年次有給休暇の取得の促進に資する措置
(3) 短時間正社員制度、在宅勤務、テレワークその他の働き方の見直しに資する措置
⑨法および法に基づく命令その他関係法令に違反する重大な事実がないこと。
次に上位認定制度であるプラチナくるみんを解説します。
プラチナくるみんの基準要件
①雇用環境の整備について、適切な一般事業主行動計画を策定したこと。
②行動計画の計画期間が2年以上5年以下であること。
③策定した行動計画を実施し、計画に定めた目標を達成したこと。
④策定・変更した行動計画について、公表および労働者への周知を適切に行っていること。
⑤男性の育児休業等取得率が50%以上であること。
または、育児休業等+企業独自の育児目的休暇の取得率の合計が70%以上、かつ育児休業等の取得者が1人以上いること
⑥女性労働者及び女性の有期雇用労働者の育児休業等取得率が75%以上であること。
⑦次のいずれかを満たすこと。
(1) フルタイム労働者等の法定時間外・法定休日労働時間の平均が各月30時間未満であること
(2) 25歳以上39歳以下のフルタイム労働者等の法定時間外・法定休日労働時間の平均が各月45時間未満であること
かつ、(1)(2)いずれの場合も、月平均の法定時間外労働60時間以上の者がゼロであること
⑧次世代育成支援対策として、次の(1)~(3)のすべてについて、定量的な成果目標を定めて実施し、目標を達成していること。
(1) 男性労働者の育児休業等の取得期間の延伸に資する措置
(2) 労働者の年次有給休暇の取得の促進に資する措置
(3) 短時間正社員制度、在宅勤務、テレワークその他の働き方の見直しに資する措置
※くるみんは「いずれか」で可だが、プラチナくるみんは全項目の措置の実施と(1)又は(2)の目標達成が必要
⑨次の(1)又は(2)のいずれかを満たしていること。
(1)子を出産した女性労働者のうち、子の1歳誕生日まで継続して在職(育児休業等を利用している者を含む)している者の割合が90%以上であること。
(2)子を出産した女性労働者及び子を出産する予定であったが退職した女性労働者の合計数のうち、子の1歳誕生日まで継続して在職している者(子の1歳誕生日に育児休業等を利用している者を含む)の割合が70%以上であること。
⑩育児休業等をし、又は育児を行う男女労働者が、職業生活と家庭生活との両立を図りながら、その意欲を高め、かつその能力を発揮することで活躍できるような能力の向上又はキャリア形成の支援のための取組にかかる計画を策定し、実施していること。
11法および法に基づく命令その他関係法令に違反する重大な事実がないこと。
また、プラチナくるみんは事前にくるみん認定またはトライくるみん認定を受けていることが必要となっています。
トライくるみんの基準要件
では次に入門基準であるトライくるみんの基準要件を見ていきましょう。
①雇用環境の整備について、適切な一般事業主行動計画を策定したこと。
②行動計画の計画期間が2年以上5年以下であること。
③策定した行動計画を実施し、計画に定めた目標を達成したこと。
④策定・変更した行動計画について、公表および労働者への周知を適切に行っていること。
⑤男性の育児休業等取得率が10%以上であること。
または育児休業等+企業独自の育児目的休暇の取得率の合計が20%以上、かつ育児休業等の取得者が1人以上いること
⑥女性労働者及び女性の有期雇用労働者の育児休業等取得率が75%以上であること。
⑦フルタイム労働者等の法定時間外・法定休日労働時間の平均が各月45時間未満であること。かつ、月平均の法定時間外労働60時間以上の者がゼロであること。
⑧次世代育成支援対策として、次のいずれかの措置について成果に関する具体的な目標を定めて実施していること。内容変更
(1) 男性労働者の育児休業等の取得期間の延伸に資する措置
(2) 労働者の年次有給休暇の取得の促進に資する措置
(3) 短時間正社員制度、在宅勤務、テレワークその他の働き方の見直しに資する措置
⑨法および法に基づく命令その他関係法令に違反する重大な事実がないこと。

なんかすごいわかりにくいわ!
細かくは理解しなくて良いです。以下がまとめた表となります。


最近不妊治療関係も追加されたって聞いたけど
そうですね。では不妊治療支援であるプラス認定について解説していきます。
プラス認定制度とは
各くるみん認定に不妊治療と仕事の両立支援に関する追加要件を満たした場合に付与され、トライくるみんプラス・くるみんプラス・プラチナくるみんプラスの3種類があります。
プラス認定の基準は以下のようになっています。
①次の(1)及び(2)の制度を設けていること。
(1)不妊治療のための休暇制度
(2)不妊治療のために利用することができる、半日単位・時間単位の年次有給休暇、所定外労働の制限、時差出勤、フレックスタイム制、短時間勤務、在宅勤務等のうちいずれかの制度
②不妊治療と仕事との両立に関する方針を示し、講じている措置の内容とともに社内に周知していること
③不妊治療と仕事との両立に関する研修その他の不妊治療と仕事との両立に関する労働者の理解を促進するための取組を実施していること
④不妊治療を受ける労働者からの不妊治療と仕事との両立に関する相談に応じる担当者を選任し、社内に周知していること。

不妊治療の支援をしている制度もあるのはありがたいわ!
まとめ:くるみんマークは子育て支援のマーク。就職や転職の時に参考にしよう
くるみんマークは企業が子育て支援のマークで、長く働く上で子を持ちながらでも働きやすい職場の判断基準となります。
特に薬局業界では女性が多く、子育てしながらでも働きやすい環境はライフワークバランスを保つ上でも欠かせません。
今記事ではくるみんマークを解説しました。
この記事があなたのキャリア選択の一助になれば幸いです。
