【クリエイトはきつい?】元管理薬剤師に聞いた忙しさ・年収・評価制度のリアル
薬剤師が初めて就職や転職を考えるとき、求人票や企業の公式情報だけでは「実際の働き方」まではわからず不安に感じることも少なくありません。

クリエイトの調剤って実際どのくらい忙しいの?年収や評価はどうやって決まるんだろう?
そこで本記事では、クリエイトエス・ディーで約7年勤務し、管理薬剤師も経験した薬剤師の方に、仕事内容・残業・年収・評価制度まで率直にインタビューしました。
クリエイトエス・ディーへの就職、転職を考えている薬剤師の方はぜひ最後までお読みください。
※本記事はあくまで1名の個人的な体験談であり、クリエイトエス・ディー全体を評価・断定するものではありません。勤務時期、勤務場所によっても異なるため一例としてお読みください。
※当サイトがクラウドワークスで独自調査した匿名インタビューの結果となります。
基本情報
今回お話をお聞きした薬剤師の方の基本情報は以下の通りです。
- 会社:株式会社クリエイトエス・ディー
- 雇用形態:正社員(地域コース)
- 年代:30代前半
- 薬剤師歴:8年
- 勤務時期:2018年4月〜2025年3月
- 役職:管理薬剤師
まずは仕事内容についてみていきましょう。
クリエイトエス・ディーの仕事内容について
クリエイトエス・ディーでの仕事内容を教えてください

管理薬剤師として調剤薬局に勤務していました。
門前の透析患者様の処方箋対応(1週目は約150名、2週目は約50名を隔週で対応)をはじめ、外来患者様の調剤・監査・服薬指導を担当していました。
実際に働いてみて、調剤・OTCのバランスはどうでしたか?

ドラッグストア併設の店舗だったため、OTC医薬品に関する相談を受ける機会もありました。
ただ、外来患者様の対応や調剤業務が非常に多く、OTC対応は主に登録販売者へ引き継ぐ体制でした。そのため、実際の業務は調剤・監査・服薬指導などの調剤業務が中心でした。
1日の仕事の流れを簡単に教えてください

9時45分頃に出勤し、開局準備をして10時に開局していました。
午前中は外来対応と、透析患者様の処方箋の予製担当に分かれて業務を行います。外来担当は時間ごとに調剤・監査・服薬指導(投薬)をローテーションしていました。
昼休憩は12時30分頃から15時頃まで交代で取り、その間は透析の予製担当者も外来対応に入っていました。午後も午前と同様に外来と透析予製を分担し、19時に閉局、19時15分頃まで閉局作業を行っていました。
透析患者様の処方箋は門前の医療機関から月曜・火曜に事前に受け取っていたため、その2日間で原本をもとに処方入力を行い、事前に作っていた予製を使って調剤・監査を進めていました。水曜・木曜は通常の外来対応に加えて、透析患者様への服薬指導(投薬)も担当していました。
勤務していた店舗での処方箋枚数と人員体制を教えてください

1日の処方箋応需枚数は約120〜150枚で、透析患者様の対応日は50〜150枚程度の処方箋を取り扱っていました。
薬剤師は7名在籍していましたが、日曜・祝日も営業しているためシフト制で、実際に勤務する薬剤師は1日4〜5名程度でした。
その体制で、外来患者様への対応に加え、透析患者様の処方入力・予製・調剤・監査・服薬指導を分担しながら業務を行っていました。

薬剤師1日あたり24〜30枚程度となっていますが、透析患者様の処方の重さや、予製の作成も考えると、忙しそうですね。
クリエイトエス・ディーの働きやすさについて
残業はどのくらいありましたか?

残業は月1時間以下で、本当に必要な場合を除いてほとんどありませんでした。
業務量が多い日でも、重い処方や時間のかかる業務は担当者を決めて、勤務時間内に終わらせるよう工夫していました。どうしても終わらない場合は無理に残業せず、翌朝に対応することもありました。
レジ誤差も本来はその日のうちに確認するルールでしたが、業務状況によっては翌朝に対応する運用にしていました。

これは管理薬剤師がワークライフバランスと生産性をきちんと考えていたからかもしれませんね。
優秀な管理薬剤師の方だと思います。
忙しさについて、実際にはどう感じましたか?

業務は非常に忙しかったです。外来対応に加え、透析患者様の処方入力や予製、調剤・監査・服薬指導まで担当していたため、常に時間に追われていました。
駅前の店舗だったこともあり、風邪や精神科など幅広い診療科の処方箋が集まり、混雑時には待ち時間が長くなってしまうこともありました。
毎日、正確性とスピードの両方が求められ、常に頭をフル回転させていたので、精神的にも息が詰まりそうになるほど忙しいと感じていました。
一方で、その環境で働いたことで判断力や対応力が身に付き、薬剤師として大きく成長できたとも感じています。
ただ、この働き方を何十年も続けるのは難しいと感じたことが転職を考えるきっかけになり、実際に転職しました。
希望休や有休の取りやすさはどうでしたか?

希望休や有給休暇は、基本的にスタッフ全員の希望が通るように調整していました。
ただ、スタッフの1人が毎月すべてを希望休で申請する状況が続いたことがあり、他のスタッフとの公平性を考えて、管理薬剤師として注意し、ルールを守ってもらうよう対応しました。

なかなか協調性に欠けるスタッフがいたんですね、、、
基本的には希望休も有休もとりやすそうですね!
応援勤務や異動の頻度はどうでしたか?

管理薬剤師だったため、私自身が他店舗へ応援に行くことはありませんでした。一方で、店舗スタッフには人員状況に応じて、週2〜3回程度、他店舗への応援勤務をお願いしていました。
異動は入社後に1度経験しましたが、その後は同じ店舗で勤務を続けました。私自身は異動が少ないケースだったと思います。
職場の人間関係や雰囲気はどうでしたか?

薬剤師同士は向上心があり、協力しながら業務に取り組む雰囲気で、人間関係も良好だったと感じています。
一方で、事務スタッフ間で人間関係のトラブルが起こることもありました。管理薬剤師として間に入って対応する場面もありましたが、年上のスタッフが多かったため、注意や調整に難しさを感じることもありました。

年上スタッフへの注意や調整は、管理薬剤師ならではの悩みですよね。
職場の人間関係に悩んだときの対処法はこちらを参考にしてみてください。
クリエイトエス・ディーの年収・待遇・評価制度について
年収推移について教えてください

入社時の年収は約520万円でした。
その後、等級の昇格や評価に伴い、数年後には約580〜600万円まで上がりました。管理薬剤師に昇格した後は年収約660万円になりました。
キャリア・役職ごとの手当の推移について教えてください

私が把握している範囲では、薬局長の年収は等級や残業時間によって異なりますが、おおよそ580万〜750万円程度でした。当時聞いていた情報では、エリアマネージャーは約800万円、課長職は約900万円程度です。
給与は役職だけで決まるのではなく、等級と半年ごとの評価によって大きく変わる制度でした。実際に私が管理薬剤師になった当初は、同じ店舗で二番手として勤務していた先輩のほうが等級が高く、役職は私が上でしたが、年収は先輩のほうが約100万円高いと聞いていました
薬局長には月2〜3万円程度の薬局長手当が支給されていました。エリアマネージャーにも役職手当があると思いますが、詳細は分かりません。また、専門薬剤師・認定薬剤師の資格取得者には、年間約10万円程度の手当が支給されると聞いています。
なお、エリアマネージャーや課長職の年収、各種手当は、いずれも当時社内で見聞きした情報で、正確な金額ではありません。
給与や待遇への満足度を教えてください

やや満足です。(5段階中4の評価)
給与・賞与・昇給・評価制度について感じたことを教えてください

給与は役職だけで決まるのではなく、等級や半年ごとの評価によって大きく左右される制度でした。
実際に、私が管理薬剤師になったばかりの頃は、同じ店舗で二番手として勤務していた先輩のほうが等級が高く、役職は私が上でしたが、年収は先輩のほうが約100万円高いと聞いていました。そのため、役職よりも等級や評価の影響が大きいと感じました。
また、賞与にも評価が反映されるため、結果を常に意識して働く必要がありました。良い評価を得られれば給与アップにつながる一方で、精神的なプレッシャーも大きい制度だと感じました。
昇給については、一定の評価を維持し、必要な勤続年数を満たすと昇格試験を受けられるため、ある程度の等級までは昇格を目指しやすい制度だと感じました。ただ、その先は評価や実績がより重視されるため、継続して成果を出すことが求められます。
評価制度についてどう感じましたか?

評価は年2回実施され、薬局長は3か月ごとに目標の進捗や成果を報告する必要がありました。評価結果は等級や賞与に反映されるため、日頃の成果が給与にも影響する制度でした。
会社としては「ノルマはない」という方針でしたが、実際には評価を意識すると結果を出さなければならないというプレッシャーがあり、私自身はノルマのように感じていました。
評価が賞与や昇給にも影響するため、常に数字や成果を意識しながら働く必要があり、精神的な負担を感じることもありました。
一方で、頑張った分が評価や給与につながる点はモチベーションにもなっていました。
また、私個人の印象ですが、評価は成果だけでなく、エリアマネージャーや上司との信頼関係も少なからず影響しているように感じました。そのため、数字だけでなく、日々のコミュニケーションや仕事への姿勢も大切だと感じていました。
子育て・ライフイベントとの両立について
出産や子育てをしていくうえで、働きやすい職場だと思いますか?

時短勤務制度が整っていたため、子育てをしながらでも働きやすい環境だと感じました。
ただ、実際の働きやすさは店舗の人員体制による部分も大きい印象です。人数に余裕のある店舗では時短勤務者への理解やフォローもしやすい一方で、人員が少ない店舗では周囲の負担が大きくなりやすく、店舗ごとの差があると感じました。
産前産後休暇・育児休暇・男性育休は取りやすい仕組みでしたか?

育児休業や時短勤務制度は、非常に利用しやすい環境だったと感じました。
実際に制度を利用している社員も多く、男性の育児休業取得者も以前より増えている印象でした。

96.4%(2026年5月期の有価証券報告書)で、前年の89.4%からさらに上がっています。「以前より増えている」という現場の感覚とも一致していますね。
クリエイトエス・ディーの研修・ノルマ、目標について
新入社員研修、キャリア採用研修の充実度を教えてください

研修制度は充実していると感じました。
新入社員だけでなく、中途入社の社員も新入社員と同じ研修を受けることができ、医薬品や疾患・病態などの基礎知識から学び直せる内容でした。そのため、経験者であっても知識を整理しながら業務をスタートできる環境でした。
また、役職に応じた研修も実施されていて、薬局長研修やエリアマネージャー研修では、マネジメントだけでなく、名刺交換などのビジネスマナーを学ぶ機会もありました。
ノルマや課せられた目標はありましたか?

会社として具体的なノルマはありませんでした。
ただ、かかりつけ薬剤師の取得件数や服薬情報提供料の算定件数などは評価項目の一つになっていたため、件数を増やすことが評価につながる環境でした。
明確なノルマはないものの、実際には目標を意識しながら業務に取り組むことが多かったです。
クリエイトエス・ディーの良かった点・大変だった点について
クリエイトエス・ディーで働いて良かった点を教えてください

一番良かったことは、尊敬できる上司や、プライベートでも一緒に遊びに行くほど仲の良い同僚に出会えたことです。知識や経験が豊富で優秀な方々と一緒に働くことで多くの刺激を受け、自分自身も成長したいという気持ちを持ち続けることができました。
また、研修制度や社内ルールがしっかり整備されていて、調剤業務を自己流で覚えるのではなく、会社として統一された手順や考え方を基礎から身につけられたと感じています。
そのため、薬剤師としての基礎力や安全意識が自然と身に付き、管理薬剤師として働く上でも大きな財産になりました。今振り返っても、薬剤師として成長できる環境だったと感じています。
クリエイトエス・ディーで働いて大変だった点を教えてください

私は忙しい店舗でしか勤務したことがなかったため、常に時間に追われ、精神的な余裕を持てない状態が続いたことが一番大変でした。
また、当時は医薬品の出荷調整が続いていた時期でもあり、必要な薬剤を確保するための在庫確認や他店舗への問い合わせ、代替品の検討などに多くの時間を費やしました。
患者様へ安定して薬をお渡しする責任がある中で、薬の手配に追われる日々は精神的な負担も大きく大変でした。
入社前・転職前に知っておきたかったことはありますか?

特に「入社前に知っておきたかった」と感じることはありませんでした。会社説明や面接で聞いていた内容と、実際に働き始めてからのギャップは大きくなかったためです。
ただ、店舗によって処方箋枚数や人員体制、忙しさには大きな差があるため、その点は事前に詳しく確認しておくと、入社後のイメージを持ちやすいと思います。
クリエイトエス・ディーの就職先、転職先としての評価について
クリエイトエス・ディーは薬剤師の転職先としておすすめできますか?

とてもおすすめできます。(5段階中5)
その理由を教えてください

業務ルールやマニュアルがしっかり整備されているため、薬剤師として基礎から着実に成長できる環境でした。
また、中途採用者に対する研修やサポートも充実していて、経験者でも安心して業務を始められると感じました。
さらに、中途採用者にも家賃補助制度があるなど福利厚生も充実しており、長く働きやすい会社だと思います。
クリエイトエス・ディーに向いている薬剤師はどんな人だと思いますか?

給与を重視して転職したい方にはおすすめできる会社だと思います。他の調剤薬局と比較しても給与水準は高めで、等級や評価によってはさらに年収アップも目指せる環境でした。
教育制度や研修が充実しているため、企業など調剤未経験の職場から転職してきた薬剤師でも、基礎からしっかり知識や技術を身に付けることができます。
中途採用者や調剤経験が浅い方でも安心して学び直しながら働けるため、キャリアチェンジを考えている薬剤師にもおすすめできる会社だと感じました。
クリエイトエス・ディーに向いていない薬剤師はどんな人だと思いますか?

向上心が非常に高く、常に高度な専門知識を学びたい方や、専門性の高い業務を中心に経験したい方は、物足りなさを感じる場合があるかもしれません。
店舗や配属先にもよりますが、薬剤師一人ひとりの知識やスキルには差があるため、周囲から多くの刺激を受けながら成長したいと考える方は、環境によっては満足できない可能性があります。
一方で、幅広い処方箋を経験しながら基礎をしっかり身に付けたい方や、安定した教育体制のもとで成長したい方には、働きやすい会社だと感じました。
クリエイトエス・ディーへの転職を考えている薬剤師に伝えたいことを教えてください

教育制度や研修が充実しているため、薬剤師として基礎をしっかり身に付けたい方にはおすすめできる会社です。給与水準や福利厚生も比較的充実しており、長く働きやすい環境だと感じました。
一方で、店舗によって忙しさや人員体制、取り扱う処方内容には大きな違いがあります。入社前には、配属予定店舗の特徴や処方箋枚数、人員体制などを確認しておくことをおすすめします。
配属先によって働き方の負荷や求められるスピード感も変わるため、柔軟に対応できるかどうかも重要になると感じました。
日々の業務の中で評価や成果も意識される環境なので、受け身ではなく主体的に動ける方のほうが活躍しやすいと思います。
ここまでクリエイトエス・ディーで管理薬剤師を経験した薬剤師の方にインタビューを行ってきました。
もちろん、転職は経験やスキルによって応募者ごとに提示される条件が異なります。
また、店舗によって忙しさや人員体制に差がある可能性があります。
自分で確認しにくい情報は、薬剤師専門の転職エージェント経由で聞いてみるのも良いでしょう。

まとめ:クリエイトエス・ディーへの転職は「会社の数字」と「現場の声」の両方で判断しよう
本記事ではクリエイトエス・ディーで管理薬剤師を経験した薬剤師の方に、リアルな職場環境についてインタビューをしてきました。
もちろん、働いている時期や場所、上長などにより異なることもあります。
自分自身の働くエリアの雰囲気や最新の状況について転職エージェント経由で聞くことや、実際に店舗に行ってみることも良いかもしれません。
お薬屋の金融ゼミでは、会社の公開情報と従業員のリアルな声の両方から企業を分析しています。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。
※本記事はあくまで1名の個人的な体験談であり、クリエイトSD全体を評価・断定するものではありません。
