【アインはきつい?】パート薬剤師に聞いた忙しさ・人間関係・子育て両立のリアル
初めて就職や転職を考えるとき、転職サイトや企業の公式情報だけでは「実際の働き方」まではわからず不安に感じることも少なくありません。

アイン薬局って忙しそうだけど、パートでも子育てと両立できるのかな?
そこで本記事では、アインでパートとして働いた薬剤師の方に、仕事内容・残業・人間関係・子育てとの両立まで率直にインタビューしました。
アインへの就職、転職を考えている薬剤師の方はぜひ最後までお読みください。
※本記事はあくまで1名の個人的な体験談であり、アイン全体を評価・断定するものではありません。勤務時期、勤務場所によっても異なるため一例としてお読みください。
※当サイトがクラウドワークスで独自調査した匿名インタビューの結果となります。
基本情報
今回お話をお聞きした薬剤師の方の基本情報は以下の通りです。
- 会社:株式会社アインホールディングス
- 雇用形態:パート(異動あり)
- 年代:40代
- 薬剤師歴:20年
- 勤務時期:直近5年以内
まずは仕事内容についてみていきましょう。
仕事内容について
アインでの仕事内容を教えてください

調剤、監査、投薬、服薬指導、薬歴管理です。
調剤・OTCのバランスはどうでしたか?

時短勤務のため、監査、投薬、服薬指導、薬歴管理がメインの業務でした。
門前薬局という特徴から、OTCを販売する機会は少なかったです。
1日の仕事の流れを簡単に教えてください

出勤後、まずメールで当日の連絡事項を確認します。開局時刻になるとすぐに患者さんの対応が始まります。
調剤、監査、投薬、服薬指導を行い、必要に応じて服薬フォローアップや患者さんからの電話対応も担当します。休憩は時短勤務者が優先的に取るため、早めに入ることが多かったです。
午後も引き続き患者さんの対応をします。最後の30分〜1時間程度は薬歴記載を集中的に行い、おおむね終業時刻に残業なく退勤していました。
勤務していた店舗での処方箋枚数と人員体制を教えてください

薬剤師約8名の体制で、1日約200〜250枚の処方箋に対応していました。
医療事務さんと連携しながら、円滑な患者対応に努めていました。
働きやすさについて
残業はどのくらいありましたか?

残業は月2時間程度でした。時短勤務であることも影響していたかもしれませんが、会社全体として残業時間を減らす方針が浸透していました。
出勤時・退勤時にタイムカードを打刻するよう徹底されていて、サービス残業が発生しないよう、適切に労務管理が行われていました。
忙しさについて、実際にはどう感じましたか?

業務は全体的に忙しく、繁忙期は多忙で疲労を感じました。ただ、繁忙期にはヘルプの社員が配属されることもあり、業務負担が増えないよう配慮されていました。
閑散期には職員が積極的に有給休暇を取ることが多く、出勤人数が調整されています。そのため、忙しさの体感は繁忙期と大きくは変わりませんでした。
時短勤務なので残業の負担はほとんどなく、勤務時間内は忙しいものの、無理なく働ける環境だと感じました。
希望休や有休の取りやすさはどうでしたか?

多忙な職場だったため、希望休や有休の取得には月ごとに上限日数の目安があり、自由度は高くありませんでした。
それでも、やむを得ない事情には柔軟に対応してもらえ、必要な休暇は取得できました。職員同士が支え合う風土が根付いていて、休暇を取ることに後ろめたさや働きにくさを感じることはありませんでした。
応援勤務や異動の頻度はどうでしたか?

採用時に、異動やヘルプ勤務の可能性があると説明がありました。
ただ、実際にはそのような対応はなく、同じ店舗で安定して勤務することができました。

異動や応援勤務は勤務形態にもよるところがありますね
職場の人間関係や雰囲気はどうでしたか?

人間関係は良好でした。出退勤時やロッカールームで顔を合わせた際には、社員同士で必ずあいさつを交わす習慣があり、役職に関係なく気持ちよくコミュニケーションがとれる環境でした。
業務中は報告・連絡・相談が徹底されていて、必要な情報共有をスムーズに行えました。
また、ハラスメント防止のオンライン研修が定期的に実施されていました。会社としての意識が高く、安心して働ける職場だったと感じています。

あいさつの習慣やハラスメント研修など、会社として職場の雰囲気づくりに取り組んでいるのは働く側として安心ですね。
年収・待遇・評価制度について
年収推移について教えてください

パート薬剤師として勤務し、年収は300万円程度でした。年数を重ねても大きな変化はありませんでした。
有給休暇が足りず、家庭の都合で欠勤することもありましたが、家庭との両立に配慮してもらいながら長く働き続けられたことを、ありがたく感じています。
キャリア・役職ごとの手当の推移について教えてください

勤続年数を重ねるだけで年収が大幅に上がるというより、役職や等級、評価などに応じて給与が決まる仕組みだと聞きました。
一般薬剤師から薬局長などへキャリアアップすると、年収も上がっていく印象でした。
給与や待遇への満足度を教えてください

やや満足です。(5段階中4の評価)
給与・賞与・昇給・評価制度について感じたことを教えてください

給与は、パート薬剤師としてはそれなりの水準だと感じていました。
賞与や昇給はありませんでしたが、家庭の都合で有給休暇や欠勤を挟みながらも、無理なく働き続けられたことには満足しています。収入面よりも、家庭との両立を優先しながら働けたことをありがたく感じていました。
評価制度についてどう感じましたか?

パート薬剤師として勤務していたため、評価制度について詳しく説明を受けたり、評価面談を受けたりした経験はありませんでした。
そのため、評価によって給与や役職がどのように変わるのかは実際にはよく分からず、評価制度については特に意識せずに勤務していました。
子育て・ライフイベントとの両立について
出産や子育てをしていくうえで、働きやすい職場だと思いますか?

子どもの体調不良や、保育園・学校の行事などにも理解があり、多忙な中でも休みが必要な場合には柔軟に対応してもらえました。
急に休まなければならないときも相談しやすく、子育てと仕事を両立しながら働きやすい職場だと感じました。
産前産後休暇・育児休暇・男性育休は取りやすい仕組みでしたか?

女性の産前産後休暇や育児休暇、男性の育児休暇を取得している人は多数いました。
長期休暇を取得する風潮が浸透していて、休暇を取りにくい雰囲気は感じませんでした。安心して休暇を取得できる環境だと思いました。

アインホールディングスの公表データでは、男性労働者の育児休業取得率は株式会社アインファーマシーズで92.7%(2026年4月期の有価証券報告書)となっており、「取得者は多数」という現場の感覚と一致していますね。
研修・ノルマ、目標について
新入社員研修、キャリア採用研修の充実度を教えてください

パート社員だったため、新入社員研修やキャリア採用研修の対象ではなく、実際に受講する機会はありませんでしたが、教育体制は充実していた印象です。
新入社員への教育は丁寧かつ体系的に行われていて、現場にも無理なく参加できるよう、徐々に責任の範囲を広げていく様子が見られました。先輩社員の手厚いフォローがあり、残業にならないよう配慮されるなど、新入社員の負担が急に増えないよう工夫されていました。
また、新人や採用年次に応じたオンライン研修が用意されていて、新入社員研修の後も年次に合わせて継続的に学べる環境が整っているようでした。薬剤師として必要な知識やスキルを継続的に学べることは、業務への自信にもつながると感じました。
ノルマや課せられた目標はありましたか?

アプリの登録件数、処方箋の入力件数、投薬件数などは日々管理されていて、職員が実際に閲覧できるようになっていました。それぞれに目標値が設定され、達成に向けて店舗全体で取り組む印象でした。
目標は、努力すれば達成できそうな一方で、簡単には達成できない水準でした。また、アプリ登録やかかりつけ薬剤師の獲得は、積極的に取り込むよう指導を受けました。
アインの良かった点・大変だった点について
アインで働いて良かった点を教えてください

一番良かったのは、人間関係が良好で、安心して働ける環境が整っていたことです。
ハラスメント研修など、社員が働きやすい環境をつくるための取り組みがあり、会社全体の意識の高さを感じました。私自身も、その環境で働く中で、無意識のうちに相手を傷つけたり、ハラスメントにつながる言動をしたりしないよう意識するようになり、自分自身の学びにもなりました。
職種や採用形態など、さまざまな働き方をする社員がいましたが、それぞれの立場や働き方を尊重する風潮があり、心地よく働けました。
また、研修制度が充実していたことも良かった点です。定期的に配信される薬剤師向けの研修を通して、日々の業務に必要な知識やスキルを継続的に学ぶことができました。ヒヤリハット事例などの情報共有も積極的に行われていて、実際の業務に直結する知識を深められたことも良かったです。
アインで働いて大変だった点を教えてください

研修制度が充実していて自己研鑽につながる一方で、研修の機会が多く、頻度が高い時期は大変だと感じました。
多忙な時間帯の時短勤務で、勤務時間内は常に処方箋対応に追われていました。研修や自己研鑽に落ち着いて取り組む時間を確保するのが難しく、「勤務時間内に行ってください」と配慮されてはいたものの、実際には退勤時間まで業務を優先し、時間外に取り組んでいました。
また、残業せずに退勤するためには、自分で仕事量や優先順位を調整する必要があり、周囲も忙しく働いている中で業務を抑えることに少し気を遣いました。それでも、周囲の理解があり、配慮してもらえたことはありがたかったです。
入社前・転職前に知っておきたかったことはありますか?

会社として勤務体制が整っていて、ハラスメント対策もしっかりしているため、安心して長く働ける環境だと感じました。
また、評価や面談の機会も設けられていて、資格取得や勉強の機会がほしいという希望を伝える場もあります。本人にやる気があれば、さまざまな研鑽の機会を与えてもらえる点も魅力だと感じました。
パート薬剤師として勤務しましたが、もっと若く、時間や体力に余裕がある時期にこのような環境で働き、積極的に研鑽できていたら、薬剤師としてさらに成長できたのではないかと思います。
アインの就職先、転職先としての評価について
アインは薬剤師の転職先としておすすめできますか?

条件が合えばおすすめです。(5段階中4)
その理由を教えてください

人間関係が良好で、働きやすい職場環境が整っていると感じました。ハラスメント対策に関する研修があり、会社全体として働きやすさや職場のモラルに対する意識が高い点も安心できました。
また、勤務時間の管理もしっかりしていて、適切に労務管理が行われていると感じました。やる気があれば研修や自己研鑽の機会も多く、評価や面談を通じて、自分の希望や今後挑戦したいことを伝える機会も整っています。
そのため、条件が合えば薬剤師の転職先としておすすめできる会社だと思います。
アインに向いている薬剤師はどんな人だと思いますか?

人間関係が良好で、休暇の取得や残業時間なども適切に管理された、整った環境で長く働きたい人に向いている会社だと思います。
また、研修や自己研鑽の機会が多いため、学びに前向きで、薬剤師として成長したいという意欲のある人にも適しています。
さらに、全国に店舗があるため、さまざまな地域の店舗の薬剤師と関わる機会があり、薬剤師としての人脈や交流を広げたい人にも向いていると感じます。安定した環境の中で、周囲と協力しながら長く働き、薬剤師として成長したい人におすすめです。
アインに向いていない薬剤師はどんな人だと思いますか?

一つの地域に腰を据えて、特定の地域医療に長く関わっていきたい人には、やや向いていないと感じます。
全国に店舗がある会社なので、地域を越えてさまざまな店舗や薬剤師と関わる機会がある一方、地域限定の勤務であっても異動があるため、地域の患者さんや医療機関、薬剤師とのつながりをじっくり築いていきたい人にとっては、希望する働き方と異なる場合があります。
特に、地域の薬剤師との交流を深めながら、地域に根差した薬剤師として長く働きたい人は、地域密着型の薬局のほうが合っていると感じるかもしれません。
アインへの転職を考えている薬剤師に伝えたいことを教えてください

薬剤師は専門職なので、一般企業の社員と同じような社会人としてのマナーや教育を受ける機会は多くないと思いますが、この会社では社会人として必要なマナーや仕事の進め方を学ぶ機会もあり、自分自身の成長につながりました。
また、中途採用でも入職当初から相応の業務を任せてもらうことができ、年功序列や役職による上下関係を強く感じることはなく、働きにくさはありませんでした。上下を意識しすぎないフラットな人間関係の中で、対等に仕事に取り組める環境だったと感じます。
やる気があれば、さまざまな業務や研修を経験できる機会もあります。新しい環境で積極的に学び、経験を積みながら成長したいと考えている薬剤師の方には、ぜひ前向きに挑戦してほしいと思います。
ここまでアインでパートとして働いた薬剤師の方にインタビューを行ってきました。
もちろん、転職は経験やスキルによって応募者ごとに提示される条件が異なります。
また、店舗によって忙しさや人員体制に差がある可能性があります。
インタビューでもお答えいただいたように、応募前に異動・応援勤務の頻度、希望休の上限日数、研修を勤務時間内に受けられるかを確認しておくことが大切です。
自分で確認しにくい情報は、薬剤師専門の転職エージェント経由で聞いてみるのも良いでしょう。

まとめ:アインへの転職は「会社の数字」と「現場の声」の両方で判断しよう
本記事ではアインでパートとして働いた薬剤師の方に、リアルな職場環境についてインタビューをしてきました。
もちろん、働いている時期や場所、上長などにより異なることもあります。
自分自身の働くエリアの雰囲気や最新の状況について転職エージェント経由で聞くことや、実際に店舗に行ってみることも良いかもしれません。
お薬屋の金融ゼミでは、会社の公開情報と従業員のリアルな声の両方から企業を分析しています。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。
※本記事はあくまで1名の個人的な体験談であり、アイン全体を評価・断定するものではありません。
