「マツキヨって働きやすい?」薬剤師の年収・待遇、企業の特徴を徹底分析【2026年3月更新】
薬剤師や薬学生の中には、マツモトキヨシ(通称:マツキヨ)を就職先の候補に入れている方も多いのではないでしょうか。

大手だから働きやすそう

年収も高いと聞くけど実際どうなのかしら?
このように気になってはいるものの具体的な働き方や待遇まで理解している方は多くありません。
そこで本記事では現役薬剤師でドラッグストア勤務経験もある筆者が、公式情報とマツキヨココカラカンパニーの有価証券報告書(2025年3月期)の情報をもとに、マツモトキヨシを分析し年収・福利厚生・教育環境まで徹底解説します。
この記事を読めばマツキヨでの薬剤師の年収や働き方、マツキヨの特徴などがわかります。
マツキヨに転職や就職を考えている薬剤師や薬学生はぜひ最後までお読みください。
※本記事では2025年3月期の有価証券報告書等、マツキヨココカラ&カンパニー公式ホームページを参考にしております。
また、本記事は筆者の個人的な見解に基づくものとなり、企業を評価するものではありません。
結論:「高年収×幅広いキャリア×挑戦を続ける」を求める薬剤師に向いている
新卒の時から年俸5,055,000円(転居あり)とドラッグストアでも高水準で、ウエルシアやツルハドラッグと比較しても遜色ない水準です。
また、企業の規模も大きく幅広いキャリアと新たな挑戦を重視する会社の方針より「高年収×幅広いキャリア×挑戦を続ける」を求める薬剤師に向いています。

どういうこと?まずは待遇から聞きたいんだけど、、、お金も重要だし
ではまず待遇から解説し、企業の特徴、向いている薬剤師について順番に解説していきます。
マツモトキヨシの薬剤師の年収・勤務地・年間休日数
マツキヨの薬剤師の年収は働き方や勤務地によって以下のように異なります。
【新卒】

【キャリア採用】

※マツキヨココカラ&カンパニー公式HPより引用し作成
制のためボーナスは出ませんが、それでもドラッグストア業界含め高水準となっています。
モデル年収では店長700万円位、課長1,100万円位とキャリアを積む中で昇給も見込めることが魅力的です。
年間休日は新卒、キャリア採用ともに以下のようになっています。

※マツキヨココカラ&カンパニー公式HPより引用し作成
ドラッグストア業界の平均的な年間休日数となっています。

年間休日数が117日で年収が高めで固定残業もないため、年収を求めつつある程度は休みたい薬剤師にとって良い選択肢ですね。
選択的な週休3日制も導入されており、ライフステージや価値観によって選択ができるようになってきています。
マツモトキヨシの教育環境

私は調剤薬局経験がないから教育も重要視したいんだけど
マツキヨの研修、教育内容はキャリア階層別と職種別に分けられ以下のようになっています。


※マツキヨココカラ&カンパニー公式HPより引用し作成
そのほかにeーラーニングも充実しており、コンテンツ数が12,000を超えています。
階層別に研修の割り当てがあり、常に成長ができる研修プランが組み立てられています。

ドラッグストアでもここまで体系的な教育プランとなっている企業は多くないでしょう。
マツモトキヨシの福利厚生
マツキヨの福利厚生は以下のようなものがあります。

※マツキヨココカラ&カンパニー公式HPより引用し作成

退職金の多くないドラッグストア業界で、企業型確定拠出年金があることで退職金を確保できることが福利厚生としてかなり大きいです。
マツモトキヨシの男性育休取得率

なんで男性育休取得率を見るの?女性じゃないの?

女性の育休取得率は多くの企業で高水準となっていますが、男性の育休取得率は企業によりばらつきがあります。
男性でも育休をとりやすい会社は子育てへの理解が深いため、女性はさらに育休や子どもの発熱などによる休暇を取りやすいでしょう。
マツモトキヨシの男性育児休業取得率は64.2%(正規雇用労働者68.3%)となっております。
前年度の54.9%から上昇しており男性育児休暇がとりやすくなってきていることがわかります。

大手ドラッグストアの中でも高い水準の男性育児休暇率となっています。グループ会社の中でもマツモトキヨシが高く、ココカラファインヘルスケアの42.4%(正規雇用労働者43.1%)と大きく差が開いています。
育児短時間勤務制度が小学校卒業まで利用できることも大きなメリットです。
では次にマツキヨココカラ&カンパニーがどのような会社でどれくらいの業績を上げているのか見ていきましょう。

長く働くためには待遇だけではなく、企業の目指していることが自分自身とマッチすることが重要です。
また給与が上がっていく企業は給与の原資を作るために、常に安定した利益を出し続けていることが必須となります。
これらの理由から企業について深く知ることがキャリア形成の上で重要となってきます。
マツキヨココカラ&カンパニーはどういう企業?
マツモトキヨシは1932年千葉県松戸市にて「マツモト薬舗」として開業したのち、株式会社マツモトキヨシホールディングスが2007年に持株会社として東証一部(現プライム市場)に上場しました。
その後2021年10月にココカラファインとの経営統合により「マツキヨココカラ&カンパニー」が誕生し、(株)ココカラファイングループ、(株)ぱぱすなどを子会社に持つ売上高1兆円規模の巨大ドラッグストアカンパニーです。

特筆すべきはもうすぐ創業100年となる企業の持続性でしょう。
一時的に伸びる企業はあっても衰退していく企業も少なくありません。マツキヨココカラ&カンパニーは今も成長を続けていることが企業の底力をあらわしています。
マツキヨココカラ&カンパニーの経営理念
マツキヨココカラ&カンパニーのグループ理念は
未来の常識を創り出し、人々の生活を変えていく
となってます。
「“未来の美と健康”を考え抜き、新たな顧客体験を創り出し輝きを増していく生活・地域社会の実現に貢献する」ことを理念としており、ビューティー部門に強いマツキヨと言われているように新たな価値を作り出しているマツキヨらしい考え方となっています。
マツキヨココカラ&カンパニーのグループビジョン
「美しさと健やかさを、もっと楽しく、身近に。」
をグループビジョンとして掲げており、
新しい技術やアイディアを積極的に取り入れ、身近な存在として生活や地域により安心と喜びを届けるための挑戦をすることを目指しています。

地域住民やお客様に新しい取り組みによって価値を提供できる薬剤師にとっては働きやすい企業かもしれません。
マツキヨココカラ&カンパニーのスローガン
マツキヨココカラ&カンパニーは
「Find your “!”(ワオ)」
をスローガンとして掲げています。

「“!”(ワオ)」?
「“!”(ワオ)」は「驚きやよろこびが見つかる」ことであり、訪れるたびに”Wow”と叫んでしまうようなワクワクした気分になって欲しいという意味が込められています。

顧客満足度は「企業の提供した価値ーお客様の期待値」と考えられるため「“!”(ワオ)」を感じる場合には高い顧客満足につながる可能性が高いと推測できます。
このスローガン自体、体験価値で差別化する小売業の本質をついていますね。
マツキヨココカラ&カンパニーの業績、店舗数

※マツキヨココカラ&カンパニー有価証券報告書(2025年)より引用し作成
上記のように売上高、経常利益ともに上昇傾向です。
また、営業利益額は820億円と業界No.1となっています。(2025年度期)

売上高もありますが、マツキヨの特徴として医薬品、化粧品の売上構成比が71.5%と高い割合となっていることも寄与しているでしょう。
基本的に食品に比べて利益率の高い医薬品、化粧品に力を入れることで高い営業利益の計上が可能となっていると考えられます。
またマツキヨココカラ&カンパニーは企業価値の向上の重要指標にROEを掲げており、目標の12%に向けて着実に成長を続けています。

※マツキヨココカラ&カンパニー有価証券報告書(2025年)より引用し作成
グループ全体の店舗数は2025年3月末時点で国内店舗数3,499店舗(マツモトキヨシグループ1,938店舗+ココカラファイングループ1,561店舗)となってます。

結局どんな薬剤師がマツキヨに向いているの?
ではここまでの企業分析を踏まえて、マツモトキヨシに向いている薬剤師の特徴を上げてみたいと思います。
マツモトキヨシが向いている薬剤師・あまり向いていない薬剤師

企業の状況は時代や業界の動向ともに常に変化するため、最新の情報を手に入れるために採用担当者や転職エージェントに企業や働く店舗の状況を聞いてみましょう。
また、転職の場合にはスキルや経験によってそれぞれ年収や待遇が異なるため、企業情報や自身の市場価値を見極めるためにも転職エージェントをうまく利用することが欠かせません。
マツモトキヨシをはじめドラッグストアへの転職の時におすすめの転職エージェントはこちらをご覧ください。

まとめ:企業の特徴を理解し、あなたに合った会社を選ぼう
マツキヨココカラ&カンパニーは、経営統合後わずか数年で売上高1兆円を超え、業績・利益ともに着実に成長を続けている企業です。
しかし、転職先や就職先を選ぶ上で最も大切なのは、「自分がどんな薬剤師として働きたいか、キャリアを描きたいか」を明確にすることです。
転職をするにも、現職に残るにも採用担当者への問い合わせや、転職エージェントをうまく活用することで最新の情報を集め後悔のないキャリア設計をしましょう。
この記事が皆様のキャリアプランの一助になれば幸いです。
ここまで読んでくださった読者の方々ありがとうございます。
今後も皆様の役に立てるような情報を発信していきたいと思いますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
※本記事は2025年3月期有価証券報告書および公式採用サイト等の公開情報をもとに作成しています。最新の採用条件、待遇は必ず公式情報をご確認ください。
