生活防衛資金とは?【投資初心者の薬剤師が読むべき用語集】
20代、30代の薬剤師の中には「NISAを始めたいけれど、いくら用意してから投資に回せばいいのだろう?」と悩む方が少なくありません。

貯金を全て投資に回して暴落したら怖いし

家族もいるからちょっと気になります
そこで最初に考えておきたいことが「生活防衛資金」です。
本記事では「生活防衛資金とは何か?」「なぜ生活防衛資金が必要なのか?」「薬剤師にとって適切な金額」を解説します。
投資で成功するためには「生活防衛資金」をしっかり確保することが必要です。
「生活防衛資金」について詳しく知りたい方はぜひ最後までお読みください。
生活防衛資金とは「念の時に備えるお金」
生活防衛資金とは、失業や病気などの緊急事態で収入が一定期間なくなったとしても当面の生活を維持するために持っておくべきお金です。
すぐに引き出せる流動性の高い資産で持っておくべきであり、現金や銀行預金で持っておくことが鉄則です。
薬剤師は比較的安定した職種ですが、職場のストレスによる病気や家族の介護などで一時的に収入が少なくなったり、無くなったりすることもあるため生活の安定のために必要となります。
特に近年は薬局業界のM &Aが盛んになっており、勤務先の労働条件が突如変わる可能性もあります。
そのような時に生活防衛資金があれば生活を守り、冷静に次の行動を選択できます。

旅行とか行ったり、車を買ったりしたいから貯金はしているよ!

使う目的のある貯金ではなく、使う予定はないけれども不測の事態に備えるべきお金が「生活防衛資金」であるため少し異なることに注意しましょう。

けど、なんで投資をする前に「生活防衛資金」が必要なの?
投資をする時に生活防衛資金を作っておくべき理由
金融商品の値動きに一喜一憂せず余裕を持って投資ができる
生活防衛資金を用意しないまま投資を始めると、資産=金融商品の価格となり生活のために相場の動きが気になるようになります。
将来的に価値の上昇が期待される金融商品でも、生活がかかっているとなると一時的な値下がりの時に狼狽売りをしてしまうリスクがあります。

せっかく良い金融商品でも安値で売ってしまったら利益は出ません。気持ちに余裕を持つことが大事です。
投資は葛藤の連続です。自身が相場に惑わされず己が道を進むことができる環境を作りましょう。
急遽お金が必要になった時に金融商品を売らなくてはいけなくなる
病気や怪我などで休職する必要が出てきた場合には、今までと同じ金額が支給されるわけではないためお金が必要になるケースがあります。
その際に生活防衛資金がないと金融商品を売って現金に変える必要が出てきますが、その時点で高値で売れるとは限りません。
長期間安定的に投資をするためにも生活防衛資金が重要となります。
余裕を持って市場に立ち続けられるようにすることも、投資で儲けるための重要な要素です。

投資は市場に居続けたものが勝ちます。
「稲妻の輝く瞬間」に市場に立っていましょう。

じゃあ薬剤師は実際どれくらい生活防衛資金を貯めればいいの?
では薬剤師が実際にどれくらい生活防衛資金を貯めればいいか、一般的な見解と現役薬剤師である筆者の経験から説明していきます。
生活防衛資金の目安額
一般的に生活防衛資金は会社員で生活費の6ヶ月程度フリーランスで生活費の1年程度と言われています。

もちろん実際に必要な金額は家族構成やライフスタイルによって変わります。
薬剤師は比較的安定した収入と雇用形態でありますが、ストレスのかかる仕事であり体調を崩して休職をする人も少なくないため、独身の場合月収の約5ヶ月を目安とすると良いでしょう。
令和6年賃金構造基本統計調査によると25歳-29歳の薬剤師の月給は36.8万円で、社会保障費、所得税等を引いた残りの手取りが30万円とすると
独身薬剤師:150万円
共働き夫婦(妻もしくは夫が薬剤師):200万円
夫婦(妻もしくは夫が薬剤師)+子供一人:350万円
夫婦(妻もしくは夫が薬剤師)+子供二人:450万円
を生活防衛資金として貯蓄しておくと安心です。

薬剤師で少し生活水準が高いと計算しているため、一般より少し高めにもなっています。

全然5ヶ月ではないけどどうして?
共働き夫婦の場合には二人分の収入に対する家賃や光熱費などの固定費のウエイトが少なくなる傾向があります。
一方で子供がいる場合には子供の看護や、子供の成長に合わせたライフスタイルの見直しなどの影響で収入と支出が増減しやすいため余裕を持っておくことが良いでしょう。
これは筆者の主観的な意見も入っておりますので、額が異なっていても自身が余裕を持って過ごせる額を事前に決めておくことが大事です。
生活防衛資金は【節約】+【管理】でしっかり確保しよう
生活防衛資金は【節約】+【管理】で素早く安定して確保できます。
生活防衛資金の作り方、管理のコツを見ていきましょう。
【節約】保険料やスマホ代などの固定費を見直す
生命保険料やスマホ代金、サブスク代などの固定費を見直すことで浮いた資金を、生活防衛資金や投資に充てられます。
生活に必要なものを削減する必要はありませんが、なんとなく高いプランに入っている、使っていないサブスクは減らしていくことが資産を築く第一歩です。

私は長年docomoを使っていましたが、ahamoに乗り換えてみました。月に数千円やすくなり不便なく使えているので、こだわりのないところで削減できる固定費は削減していくことが重要です。
【管理】家計簿アプリを使って支出を見える化する
毎日生活をしていると意外と支出がかさんでいることも少なくありません。
そこで支出を管理するために家計簿アプリがおすすめです。
スマホを持っているだけで、どこでも利用でき銀行口座との紐付けができるものもあります。
家計簿をつけるだけでも支出に対して意識をして、貯蓄額が増えていくでしょう。

私はマネーフォワードを使っています。レシートの写真を撮れたり、スマホ一つで完結しますし、無料で使える機能でも十分使えます。
【管理】生活防衛資金用の普通預金口座を作っておく
生活防衛資金はいざという時にすぐに引き出せるように流動性の高い普通預金口座で管理することがおすすめです。
一定金額を貯めておく性質上、サブの普通預金口座を作り貯蓄しておくと誤って使用してしまうことを避けられます。
まとめ:生活防衛資金は投資成功の鍵!まずは生活防衛資金を貯めよう
十分な生活防衛資金を持っていると、投資に対する心の余裕が生まれ、株価が暴落しても慌てて売らずに済み長期投資を続けやすくなります。
投資の極意は長期にわたって株式市場に立ち続けることです。
基礎の無いところに大きな建物は立ちません。
まずは生活防衛資金を作って資産の基礎部分を作り、投資でお金をふやしていきましょう。
この記事で資産形成の第一歩を踏み出したあなたの将来が、より豊かで安心できるものになることを願っています。
