【ウエルシアは大変?】管理薬剤師経験者に聞いた仕事・年収・評価のリアル
ウエルシアへの就職や転職を考えるとき、求人票や企業の公式情報だけでは「実際の働き方」まではわからず不安になる薬剤師も少なくありません。

ウエルシアって管理薬剤師やマネジメントまでやると、給料や評価ってどう変わるんだろう?
そこで本記事では、ウエルシアで管理薬剤師として勤務している方に、仕事内容・残業・年収・評価制度まで率直にインタビューしました。
ウエルシアへの就職、転職を考えている薬剤師はぜひ最後までお読みください。
※本記事はあくまで1名の個人的な体験談であり、ウエルシア全体を評価・断定するものではありません。勤務時期、勤務場所によっても異なるため一例としてお読みください。
※当サイトがクラウドワークスで独自調査した匿名インタビューの結果となります。
ウエルシアの他の薬剤師へのインタビューはこちら

基本情報
今回お話をお聞きした薬剤師の方の基本情報は以下の通りです。
・雇用形態:正社員
・勤務コース:隣接県転勤コース
・薬剤師歴:7年
・年代:30代前半
・勤務時期:2019年〜2026年現在
まずは仕事内容についてみていきましょう。
仕事内容について
ウエルシアでの仕事内容を教えてください

調剤、在宅、OTC対応、在庫・入金管理業務、複数店マネジメント、シフト作成です。
調剤・OTCのバランスはどうでしたか?

調剤9:OTC1のバランスです。ほとんど調剤対応で、呼ばれる時のみOTC対応します。
1日の仕事の流れを簡単に教えてください

PC・調剤機器の立ち上げ→来局予測発注業務→調剤業務(処方監査・入力・入力確認・ピッキングや散剤水剤の調製、軟膏の混合、予製、一包化・調剤監査・投薬・薬歴記載)→予定あれば在宅訪問→時期によってはシフト作成→棚卸業務→入金管理→引継ぎ書類作成→締め作業
という感じです。
勤務していた店舗での処方箋枚数と人員体制を教えてください

月間処方箋枚数800枚(薬剤師2名)
月間処方箋枚数2000枚(薬剤師3名)
月間処方箋枚数200枚(薬剤師1名)
月間処方箋枚数650枚(薬剤師1名)
という店舗を経験しました。

働いている人の休日もありますし、忙しい店舗では、処方箋枚数を捌くスピードが求められそうです。
働きやすさについて
残業はどのくらいありましたか?

月間処方箋枚数800枚:薬剤師2名→月5時間以内
月間処方箋枚数2000枚:薬剤師3名→月20時間
月間処方箋枚数200枚:薬剤師1名→月1時間
月間処方箋枚数650枚:薬剤師1名→月5時間以内
でした。
忙しさについて、実際にはどう感じましたか?

勤務する店舗によりますが、1人薬剤師で運営している店舗は時間に余裕がなく、調剤業務だけではなく電話対応やOTC対応でとにかく忙しかったです。
複数人店舗で運営している時は処方箋の処理は楽に感じましたが、人間関係でもめている部分を管理するので忙しかった印象です。

薬局での人間関係がこじれることはどこでもあるんですね、、、。
若手薬剤師は特に職場の人間関係にストレスを感じることも少なくないため、対処法について知りたい方はこちらをご覧ください。

希望休や有休の取りやすさはどうでしたか?

月間処方箋枚数800枚:薬剤師2名→とりやすい
月間処方箋枚数2000枚:薬剤師3名→とれないしとったことがない
月間処方箋枚数200枚:薬剤師1名→とりにくい
月間処方箋枚数650枚:薬剤師1名→とりにくい
という感じです。

一人薬剤師の店舗は有休を使うために応援が必要なので取りにくいですよね。
私も一人店舗の時は有休は取りにくく感じてました。
応援勤務や異動の頻度はどうでしたか?

応援勤務は各店でやり方が異なるのでやりにくいと感じることが多かったです。
応援は月に2回程度でした。
2店舗目以降は管理薬剤師のため応援はなく、異動は1~2年に1回程度です。
職場の人間関係や雰囲気はどうでしたか?

職場の人間関係は店舗によって異なりました。
月間処方箋枚数800枚:薬剤師2名→良好
月間処方箋枚数2000枚:薬剤師3名→非常に悪い・お局事務員との関係が特に不良
月間処方箋枚数200枚:薬剤師1名、完全1人のため人間関係なし→月間処方箋枚数650枚:薬剤師1名→事務員との関係良好
といった感じです。

薬局内でお局さんがいて、派閥ができていると働きにくいですよね。
派閥ができている薬局での対処法はこちらをご覧ください。
年収・待遇・評価制度について
年収推移について教えてください

入社時は全国転勤職で年収500万円台、2年目以降は管理薬剤師になり700万台、5年目以降からは近隣転勤職に変更したが昇給もあったため700万円台です。
キャリア・役職ごとの年収・手当の推移について教えてください

現在だと、
一般薬剤師(2〜3年)600万・手当なし
管理薬剤師(3〜5年)650万・手当月5千円
調剤リーダー(5〜10年)700万・手当月2万5千円
エリアマネージャー(推測です)(10年〜)850万・手当月10万円
です。
給与や待遇への満足度を教えてください

やや満足です。(5段階中4の評価)
給与・賞与・昇給・評価制度について感じたことを教えてください

基本給が高いため、残業代や賞与への反映額が大きくてありがたかったです。
賞与に関しては勤務範囲の区分により大きく異なるため転勤しない働き方の場合はかなり少なく感じると思います。
昇給に関しては評価や自分の等級にもよりますが、5000円前後のため物足りなく感じます。
評価制度についてどう感じましたか?

賞与の評価は自店の調剤の売り上げ+物販の売り上げが重視されるため、店舗の立地に左右されるので公平だとは感じにくいです。
昇給の評価は売り上げによる評価の割合が下がり、個人の能力や取り組み姿勢を評価されるため、賞与の評価よりも公平だと思いました。
子育て・ライフイベントとの両立について
出産や子育てをしていくうえで、働きやすい職場だと思いますか?

産休や育休に関しては会社が推進しているためかなり取りやすい職場だと感じます。
お祝い金が出産だけでなく小学校の入学時にも支給されるため総じて働きやすいと思います。
産前産後休暇・育児休暇・男性育休は取りやすい仕組みでしたか?

産前産後休暇、育児休暇、男性育児休業は会社が取得を推進しており、多くのスタッフが取得しているのを見てきました。
研修・ノルマ、目標について
新入社員研修、キャリア採用研修の充実度を教えてください

新入社員研修に関して、まずは薬剤師登録がされるまでは物販に配属の総合職とともにレジ研修や接遇研修、クレーム対応研修を受けます。
薬剤師登録がされたらOTCに関する研修、症候学の研修、レセコン入力研修、処方監査研修、服薬指導ロールプレイ研修など現場で使える研修が多かったです。
ノルマや課せられた目標はありましたか?

ノルマという言葉で何かを課せられたことはありません。
会社もそれを嫌忌しているようです。
しかし目標や予算などという言葉で実質ノルマ同様の項目はあります。
調剤売上、処方箋枚数前年比、人時処理枚数、かかりつけ算定率、在宅訪問件数、地域支援体制加算算定などがそれにあたります。
ウエルシアの良かった点・大変だった点について
ウエルシアで働いて良かった点を教えてください

ウエルシアで働いてきた経験は、私にとって薬の知識を深めるだけではなく、「生活者目線」で健康を考える力を養う貴重な時間となってます。
処方箋だけでなく、風邪薬や胃腸薬、スキンケア用品、サプリメントなど幅広い相談を受け、一人ひとりの生活背景に合わせて提案する力が身についたことは事実です。
特に「食べすぎ後の胃もたれ」や「口内炎」など、日常のちょっとした不調に悩む方から相談を受ける機会が多く、相手の話を丁寧に聞き、不安を解消できたときに大きなやりがいを感じました。
また、管理薬剤師や調剤リーダーとして店舗運営やスタッフ育成にも携わったことで、チームをまとめる力や課題解決力も身につきまた。
ウエルシアで働いて大変だった点を教えてください

ウエルシアで働く中で最も大変なのは、限られた時間の中で複数の業務を同時にこなさなければならないことだと思います。
調剤業務や服薬指導だけでなく、OTC医薬品の相談対応、在庫管理、売場づくり、スタッフの指導など、状況に応じて優先順位を判断しながら行動する必要があります。
特に繁忙期は、お客様をお待たせしないようスピードを意識しながらも、安全性や正確性を決して損なわないよう細心の注意を払うことが求められ、精神的な負担を感じる場面が多かったです。
また、管理薬剤師としてスタッフの育成や店舗運営にも責任を持つ立場だったため、自分の業務だけでなくチーム全体の状況を把握しながら行動する必要があり、責任の重さを実感することも多く大変でした。
入社前・転職前に知っておきたかったことはありますか?

店舗ごとの業務量や人員体制、管理薬剤師として求められる役割の具体的な内容について知っておきたかったです。
実際に働いてみると、店舗によって忙しさや業務内容が大きく異なり、想像以上に店舗運営やスタッフマネジメントに時間を割く場面がありました。
事前にその点が理解できていれば、より心構えを持って業務に臨めると思いました。
ウエルシアの就職先、転職先としての評価について
ウエルシアは薬剤師の転職先としておすすめできますか?

条件が合えばおすすめです。(5段階中4の評価)
その理由を教えてください

ウエルシア薬剤師がおすすめできる理由は、調剤薬局と比較して給与水準が高い傾向にあり、努力や経験次第でキャリアアップにより収入増を期待できる点です
また、調剤業務だけでなくOTC医薬品の相談や健康相談など幅広い知識と経験を身につけられるため、薬剤師としての対応力が大きく向上するためです。
ウエルシアに向いている薬剤師はどんな人だと思いますか?

人と接することが好きで、相手の話を丁寧に聞きながら最適な提案を考えられる人だと思います。
ウエルシアでは調剤業務だけでなく、OTC医薬品や健康食品、衛生用品など幅広い商品について相談を受けるため、薬の知識だけでなく日頃から学び続ける姿勢を大切にできる人が向いています。
また、店舗ではレジ応援や品出し、在庫管理、スタッフとの連携など多くの業務を同時に進める場面があるため、状況に応じて優先順位を判断し柔軟に行動できる人にも向いています。
さらに、お客様やスタッフとのコミュニケーションを大切にし、チームで協力しながら店舗を運営できる人であれば、やりがいを感じながら長く活躍できる職場だと思います。
ウエルシアに向いていない薬剤師はどんな人だと思いますか?

調剤業務だけに集中したいと考えている人や、人と接することが苦手な人だと思います。
ドラッグストアでは、処方箋対応だけでなくOTC医薬品の販売や健康相談、売場づくり、在庫管理など幅広い業務を担当することがあり、さまざまな仕事に柔軟に対応する姿勢が求められます。
また、お客様からは薬以外にも健康や日用品に関する相談を受けることがあり、相手の話を丁寧に聞いて分かりやすく説明するコミュニケーション能力がないと続けるのはキツイです。
さらに、忙しい時間帯には複数の業務を同時に進める場面が多いため、状況に応じて優先順位を判断しながら行動することが苦手な人は、負荷を感じやすいと思います。
ウエルシアへの転職を考えている薬剤師に伝えたいことを教えてください

これからウエルシアへの転職を考えている方には、「薬剤師として成長したい」という気持ちを大切にしてほしいと思います。
ドラッグストアでは調剤業務だけでなく、OTC医薬品の販売や健康相談、店舗運営など幅広い経験を積むことができ、多面的に見られるようになります。
一方で業務量は多く、最初は戸惑う場面もあるかもしれませんが、ひとつひとつ経験を積み重ねることで知識や対応力が身につき、お客様から相談していただいたり、ありがとうと言ってもらえる機会が増えていくはずです。
給与水準も比較的高くキャリアアップの選択肢も多いことは大きな魅力です。大変なこともあるかもしれませんが、地域の方々の健康を身近で支えながら、自分自身も成長できる環境なので、積極的に挑戦してほしいと思います。
ここまでウエルシアで実際に働いている薬剤師の方にインタビューを行ってきました。
もちろん、転職は経験やスキルによって応募者ごとに提示される条件が異なります。
また、店舗によって忙しさや人員体制に差がある可能性があります。
応募前には、配属候補エリアの応援頻度、1人薬剤師の有無、残業時間、勤務コースごとの働き方を確認しておくことが大切です。
自分で確認しにくい情報は、薬剤師専門の転職エージェント経由で聞いてみるのも良いでしょう。

まとめ:ウエルシアへの転職は「会社の数字」と「現場の声」の両方で判断しよう
本記事ではウエルシアで管理薬剤師として勤務している薬剤師の方に、リアルな職場環境についてインタビューをしてきました。
もちろん、働いている時期や場所、上長などにより異なることもあります。
自分自身の働くエリアの雰囲気や最新の状況について転職エージェント経由で聞くことや、実際に店舗に行ってみることも良いかもしれません。
お薬屋の金融ゼミでは、会社の公開情報と従業員のリアルな声の両方から企業を分析しています。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。

※本記事はあくまで1名の個人的な体験談であり、ウエルシア全体を評価・断定するものではありません。
