【ウエルシアはきつい?】現役薬剤師に聞いた仕事内容・年収・働きやすさのリアル
ウエルシアへの就職や転職を考えるとき、求人票や企業の公式情報だけでは「実際の働き方」までは見えてきません。

ウエルシアは給料が良いと聞くけど、応援勤務が多くて大変とも聞くから実際どうなのか知りたくて
そこで本記事では、ウエルシアで薬剤師として勤務している方に、仕事内容・残業・年収・評価制度まで率直にインタビューしました。
ウエルシアへの就職、転職を考えている薬剤師はぜひ最後までお読みください。
※本記事はあくまで1名の個人的な体験談であり、ウエルシア全体を評価・断定するものではありません。勤務時期、勤務場所によっても異なるため一例としてお読みください。
※当サイトがクラウドワークスで独自調査した匿名インタビューの結果となります。
基本情報
今回お話をお聞きした薬剤師の方の基本情報は以下の通りです。
・雇用形態:正社員
・勤務コース:エリア職
・薬剤師歴:9年
・年代:30代前半
・勤務時期:2020年〜現在
まずは仕事内容についてみていきましょう。
仕事内容について
ウエルシアでの仕事内容を教えてください

調剤業務、服薬指導、OTC販売です。
調剤・OTCのバランスはどうでしたか?

9割調剤、1割OTCです。
1日の仕事の流れを簡単に教えてください

開局後、処方箋受付から服薬指導まで行う外来業務がメインで、合間に在庫管理やメールチェックを行なっていました。
OTC販売はお客様からの声がけに応じて行なったり、医薬品相談が頻繁にありました。
開局までに薬歴を記載したり、毎日ではないですが、個人在宅のほか、訪問業務も担当していました。
勤務していた店舗での処方箋枚数と人員体制を教えてください

処方箋枚数は1日150枚前後、月3000枚程度。薬剤師約10名、パート3名、調剤事務2名体制で運営されていました。

枚数は多めの店舗ですね。その分薬剤師が多く配置されており、薬剤師一人当たりの枚数は無理のない範囲ですね。
働きやすさについて
残業はどのくらいありましたか?

残業はほぼなしです。終業5分前に退勤を求められることもありました。繁忙時に残業が発生する場合もありましたが、月1時間程度でした。
忙しさについて、実際にはどう感じましたか?

店舗による幅が大きいです。私が勤務していた店舗はかなり忙しい店舗でした。
1日中1度も座れない日もありました。しかし、他店舗の欠員などで応援勤務をした際には、あまり忙しく感じることもなく、基本的に座ってパソコンでの作業が中心の店舗もありました。
希望休や有休の取りやすさはどうでしたか?

店舗によりますが、休みはかなり取りにくかったです。特に子育てなどの急な休みには厳しい印象でした。
応援勤務や異動の頻度はどうでしたか?

かなり多いです。
職場の人間関係や雰囲気はどうでしたか?

店舗によります。長く働いている人が多い店舗でも、異動などにより一気に雰囲気が変わることもあります。
また、応援勤務も多いため、良くも悪くも同じメンバーで働くことも少なく、人間関係は流動的だと思いました。
年収・待遇・評価制度について
年収推移について教えてください

入社時から600万円程度でした。会社の売上によっては下がる年もありました。時短勤務で450万円程度です。
キャリア・役職ごとの手当の推移について教えてください

管理薬剤師の手当が月5000円、エリアマネージャーで月2〜3万程度と聞きました。特に役職がなければ、資格試験に受からない限り昇給はないです。
給与や待遇への満足度を教えてください

やや不満です。(5段階中2の評価)
給与・賞与・昇給・評価制度について感じたことを教えてください

役職につくか、昇格試験に受からないと昇給はないです。
役職は、欠員がでたときのみつけるので、基本的に時短は役職につけません。
昇格試験は合格率3割にも満たないかなり難しい試験です。昇給のハードルは高いです。
評価制度についてどう感じましたか?

個人の評価はあまりなく、店舗全体が評価されます。そのため、個人の頑張りが賞与などに反映されるか微妙です。
また会社の売上によって賞与の額も変わるため、結局自分の評価よりも会社の売上によって左右されます。
子育て・ライフイベントとの両立について
出産や子育てをしていくうえで、働きやすい職場だと思いますか?

率直に働きにくいです。時短社員が余っている状況なので、時短社員でも容赦なく、通勤に90分かかるような店舗に配属されます
産前産後休暇・育児休暇は取りやすい仕組みでしたか?また、実際に取得している人はいましたか?

比較的取りやすいです。特に男性育児休業はかなり取りやすく、1〜2年取っている男性社員も複数います。

ウエルシアが出しているデータでも、男性労働者の育児休業取得率はウエルシア薬局の全労働者で88.3%、正規雇用労働者で87.9%と高水準です。
公表されたデータに基づくウエルシアの企業分析はこちらをご覧ください。

研修・ノルマ、目標について
新入社員研修、キャリア採用研修の充実度を教えてください

新人研修はかなり充実していますが、オンラインでの研修が行われています。
キャリア採用の研修は、他の会社と比べて平均的かなと思います。キャリア採用は、基本的に現場での研修になります。配属後はOJTを中心に業務を習得していきます。
ノルマや課せられた目標はありましたか?

OTC販売、ポイント、処方箋枚数、店舗目標についてノルマが課せられます。
ウエルシアの良かった点・大変だった点について
ウエルシアで働いて良かった点を教えてください

他の会社に比べて給与水準が高かったため、業務量の多さや多少のストレスがあっても、前向きに働くことができました。
また、基本的な業務マニュアルがしっかり整備されており、社員全員がマニュアルを遵守する文化が根付いています。
そのため、応援勤務で初めての店舗に入る場合でも、業務の進め方に大きな違いがなく、スムーズに対応できる点は働きやすさにつながっていると思います。
また、OTCについても知識を深めることができました。
ウエルシアで働いて大変だった点を教えてください

急な応援勤務が多く、子育てをしながら働く立場としては対応しづらい場面が多くありました。
また、時短社員が余っているため、社内での風当たりも強いです。勤務予定が直前で変更になることもあり、家庭との両立に苦労することがありました。
また、遅くまで開局している店舗や、日曜日・祝日、年末年始も営業している店舗が多いため、シフトによっては家族と過ごす時間やプライベートの時間を確保しにくいと感じました。
ワークライフバランスの面では負担が大きい会社だと思います。
入社前・転職前に知っておきたかったことはありますか?

時短社員が余っているという現実と、自宅から遠い店舗へ配属になることが多いということを事前に知っておきたかったです。
特に子育て中は通勤時間の増加が大きな負担となるため、入社前に詳しく説明してほしかったと感じています。
ウエルシアの就職先、転職先としての評価について
ウエルシアは薬剤師の転職先としておすすめできますか?

あまりおすすめしません。(5段階中2の評価)
その理由を教えてください

人時や処方箋処理枚数などの数値管理が重視されており、コストパフォーマンスをかなり求められる環境です。
また、昇給の機会は限られており、大幅な給与アップは期待しにくいと感じました。時短社員にとっても働きやすい環境とは言い難いです。
ウエルシアに向いている薬剤師はどんな人だと思いますか?

会社の目標や方針に疑問を持たず、前向きに、積極的に、取り組みながら達成を目指せる人に向いていると思います。
また、数値目標を意識しながら業務を進めることが求められるため、目標達成にやりがいを感じる人にも向いてます。
調剤業務以外でOTC販売の機会も多く、お客様への提案や接客が好きな人は働きやすい思います。調剤業務だけでなく、セルフメディケーションの支援や販売業務にも興味がある人に向いている職場だと感じました。
ウエルシアに向いていない薬剤師はどんな人だと思いますか?

ワークライフバランスを重視したい人には、あまり向いていない職場だと思います。
店舗や時期にもよりますが、急な応援勤務やシフト変更が発生することがあり、予定を立てにくいと感じる場面が多くありました。
特に子育てをしながら働く場合は、保育園の送迎や子どもの体調不良への対応との両立が難しいこともあります。
また、土日祝日や年末年始に営業している店舗も多く、家族との時間を確保しにくいと感じました。子育てなどをあまり考慮してくれない店舗も多いのが現実です。
最後に、ウエルシアへの転職を考えている薬剤師に伝えたいことを教えてください

どこの職場でも言えることですが、良い面と悪い面の両方を理解した上で転職先を選ぶことが大事だと思います。
実際に働いてみないと分からない部分もありますが、事前にできるだけ情報収集をしておくことで、入社後のギャップを減らせると思います。
特に、この会社はワークライフバランスを保つことが比較的難しいため、その点はあらかじめ理解しておくべきです。
一方で、ベースの年収は高い方なので、働き方に納得できれば十分魅力のある職場だと思います。
ここまでウエルシアで実際に働いている薬剤師の方にインタビューを行ってきました。
もちろん、転職は経験やスキルによって応募者ごとに提示される条件が異なります。
また、店舗によって忙しさや人員体制に差がある可能性があります。
応募前には、配属候補エリアの応援頻度、1人薬剤師の有無、残業時間、勤務コースごとの働き方を確認しておくことが大切です。
自分で確認しにくい情報は、薬剤師専門の転職エージェント経由で聞いてみるのも一つの方法です。

まとめ:ウエルシアへの転職は「会社の数字」と「現場の声」の両方で判断しよう
本記事ではウエルシアに実際に勤務している薬剤師の方に、リアルな職場環境についてインタビューをしてきました。
もちろん、働いている時期や場所、上長などにより異なることもあります。
自分自身の働くエリアの雰囲気や最新の状況について転職エージェント経由で聞くことや、実際に店舗に行ってみることも良いかもしれません。
お薬屋の金融ゼミでは、会社の公開情報と従業員のリアルな声の両方から企業を分析しています。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。
※本記事はあくまで1名の個人的な体験談であり、ウエルシア全体を評価・断定するものではありません。
