【ウエルシアはきつい?】入社1年の薬剤師に聞いた働きやすさ・評価のリアル
初めて就職や転職を考えるとき、求人票や企業の公式情報だけでは「実際の働き方」まではわからず不安に感じることも少なくありません。

ウエルシアに入ったばかりの薬剤師って、実際どのくらい忙しくて、評価はどう感じてるんだろう?
そこで本記事では、ウエルシアに入社して間もない薬剤師の方に、仕事内容・残業・年収・評価制度まで率直にインタビューしました。
ウエルシアへの就職、転職を考えている薬剤師の方はぜひ最後までお読みください。
※本記事はあくまで1名の個人的な体験談であり、ウエルシア全体を評価・断定するものではありません。勤務時期、勤務場所によっても異なるため一例としてお読みください。
※当サイトがクラウドワークスで独自調査した匿名インタビューの結果となります。
ウエルシアの他の薬剤師へのインタビューは以下をご覧ください。


基本情報
今回お話をお聞きした薬剤師の方の基本情報は以下の通りです。
・会社:ウエルシア薬局
・雇用形態:正社員
・年代:30代後半
・薬剤師歴約10年
・勤務時期:直近1年以内
まずは仕事内容についてみていきましょう。
仕事内容について
ウエルシアでの仕事内容を教えてください

調剤業務です。
調剤・OTCのバランスはどうでしたか?

調剤が多いですが、時々OTC販売を行います。
1日の仕事の流れを簡単に教えてください

主な業務は、外来患者様の処方箋に基づく調剤と服薬指導です。
処方内容や薬歴を確認しながら、安全に薬を使用していただけるよう対応しています。
また、医薬品の発注や在庫管理を行い、欠品が発生しないよう管理しています。
会社から依頼される各種業務についても、内容を確認し期限内に対応しています。
OTC販売では、主に第一類医薬品や要指導医薬品を取り扱い、お客様の症状や希望を伺いながら販売しています。
日々の業務では、患者様対応と店舗運営の両方を意識して取り組んでいます。
勤務していた店舗での処方箋枚数と人員体制を教えてください

処方箋枚数は月2000枚前後ですが、薬剤師は曜日によって人数が異なります。
薬剤師は4〜6人で、うち半数はパートさんです。事務はパートさん2人です。
働きやすさについて
残業はどのくらいありましたか?

月平均5時間以上10時間以内です。
1日30分から1時間ほど残業しています。時々定時で帰ることができます。
忙しさについて、実際にはどう感じましたか?

実際に勤務してみると、忙しさはかなり感じます。
会社で定められた適正人数に基づいて人員配置が行われており、必要最低限の人数で業務を回しているため、一人ひとりの業務量は多いと思います。
処方箋の調剤や服薬指導に加え、お客様からのOTC医薬品に関する相談や接客対応が随時発生するため、状況によっては複数の業務を並行して進める必要があります。そのため、優先順位を考えながら、効率よく業務を進めることが求められる職場だと思います。
希望休や有休の取りやすさはどうでしたか?

あらかじめ申請する希望休や有給は取りやすい環境です。
他店から応援もあるので要望が出しやすいです。ただ、冬の繁忙期は取りにくくなります。
応援勤務や異動の頻度はどうでしたか?

異動は2〜3年に1回ぐらいの頻度です。
職場の人間関係や雰囲気はどうでしたか?

薬局長が仕事に対して非常に厳しい方で、特に業務の習得が十分でない職員には厳しく接する場面がありました。
そのため、職場全体としては一定の緊張感があり、相談や意見を伝えにくいと感じることもありました。
一方で、薬局長以外のスタッフとの関係は良好で、日常業務において協力し合える環境でした。
スタッフ同士の雰囲気は比較的良く、困ったときには助け合える関係性が築かれていたと思います。

薬局長が厳しい方だと、萎縮してしまうスタッフもいますよね。
その時の対処法はこちらを参考にしてみてください。
年収・待遇・評価制度について
年収推移について教えてください

入社時は年収500万円台、数年後に550万円台となりました。
昇給と合わせて物価高の影響もあり、全体の基本給もプラスされていました。
キャリア・役職ごとの手当の推移について教えてください

管理薬剤師は手当が少ないため一般スタッフとあまり変わりません。
薬局長は手当が数万円つき年収が少し高くなり、マネージャーになると1000万弱と聞きます。
給与や待遇への満足度を教えてください

普通です。(5段階中3の評価)
給与・賞与・昇給・評価制度について感じたことを教えてください

給与については、一般的な調剤薬局と比較すると基本給が高めに設定されていると思います。
また、各種手当として支給されるものが少なく、その分基本給に組み込まれているため、賞与額が比較的高い傾向にあると思います。
昇給は個人目標の達成度によって変動する仕組みで、成果を上げた人が評価されやすい制度ですが、一方で会社が求める目標水準は高く、達成が難しいと思えることもあります。
ただし、目標を達成できれば昇給幅も大きく、努力や成果が給与に反映されやすい環境だと思います。やりがいを持って仕事に取り組める方には、モチベーションにつながる制度だと思います。
評価制度についてどう感じましたか?

評価制度は、年に1回会社から提示される方針に沿って個人目標を設定し、年度末にその達成状況を振り返る仕組みです。
評価は目標に対する実績や成果を数値で確認されるため、結果を出せば適正に評価してもらえる制度だと思います。
一方で、設定される目標の中には達成の難易度が高いものも多く、実際に目標を達成して高い評価を得られる人は限られている印象です。
そのため、評価基準は明確である一方、目標設定のハードルは高いと思いました。
子育て・ライフイベントとの両立について
出産や子育てをしていくうえで、働きやすい職場だと思いますか?

出産や子育てをしながら働く環境は整っていると思います。
育児休業制度も利用しやすく、実際に取得しているスタッフも多くいます。
また、男性の育児休業取得も会社として推進しており、男性スタッフが育休を取得することも増えてきました。子育てと仕事の両立を支援する風土がある職場だと思います。
産前産後休暇・育児休暇・男性育休は取りやすい仕組みでしたか?

産前産後休暇や育児休暇、男性育児休業は比較的取得しやすい環境だと感じました。
実際に、ほとんどの女性スタッフが産前産後休暇や育児休暇を取得しており、制度がしっかり活用されています。
また、男性の育児休業取得も推進されており、社内では取得率が約80%と聞いています。性別を問わず育児と仕事を両立しやすい職場環境だと思います。

ウエルシアの会社情報でもウエルシア薬局の男性労働者の育児休業取得率はウエルシア薬局の全労働者で88.3%となっており、現場の感覚との整合性が取れていますね。
ライフイベントに寄り添った会社のように思えます。

研修・ノルマ、目標について
新入社員研修、キャリア採用研修の充実度を教えてください

新入社員研修は比較的充実していると思います。
研修制度は入社5年目まで用意されており、特に1〜2年目は毎月研修が実施されるため、継続的に知識やスキルを学べる環境があります。
集合研修もありますが、多くはZoomを利用したオンライン形式で行われ、勤務時間として扱われるため、自宅から受講することも可能です。
一方で、キャリア採用者向けの研修は入社時の集合研修が中心で、その後の研修機会はあまり多くありません。そのため、中途入社者向けの教育体制については、やや物足りなさを感じました。
ノルマや課せられた目標はありましたか?

OTC販売、かかりつけ薬剤師の件数、在宅業務、物販、処方箋枚数など、さまざまな項目で目標設定がありました。
個人目標だけでなく店舗全体の目標も設定されており、毎月の進捗確認や年間目標の達成状況が評価の対象となります。
達成を強く求められる環境であり、日々の業務の中でも目標を意識して取り組む場面が多かったと感じました。
ウエルシアの良かった点・大変だった点について
ウエルシアで働いて良かった点を教えてください

ウエルシアで働いて良かったと感じる点は、調剤業務だけでは得られない幅広い経験を積めたことです。
OTC医薬品の販売や相談対応を通じて、症状に応じた商品の提案力や接客スキルを身につけることができました。
また、売上や粗利などの数値を意識する機会が多く、店舗運営の視点から利益を考える習慣が身についたことも大きな経験でした。
数字をもとに課題を分析し、改善策を考える力は業務で役立っています。
さらに、社内研修制度が充実しており、薬剤師として必要な知識やスキルを継続的に学べる環境が整っていました。
研修費用を自己負担することなく学習機会を得られるため、知識のアップデートや自己研鑽につながったと感じています。
調剤だけでなくOTC、接客、店舗運営まで幅広く経験できたことが、この職場で働いて良かった点です。
ウエルシアで働いて大変だった点を教えてください

ウエルシアで働いて大変だった点は、常に目標達成を求められる環境にあったことです。
OTC販売やかかりつけ薬剤師、物販などさまざまな目標が設定されており、日々の業務を行いながら目標達成を意識し続ける必要がありました。そのため、数字に対するプレッシャーを感じる場面は少なくありませんでした。
また、周囲のスタッフもそれぞれの目標に向かって積極的に取り組んでいるため、自分だけ成果が出ていない状況になると焦りや負担を感じることもありました。
評価制度が数値や実績を重視する傾向にあるため、数字が思うように伸びないと評価にも影響する点は厳しいと感じました。
成果が明確に評価される一方で、常に結果を求められる環境であることから、人によっては精神的な負担を感じることもあると思います。
入社前・転職前に知っておきたかったことはありますか?

調剤業務だけでなく、OTC販売や物販、かかりつけ薬剤師の推進など、数値目標を意識した業務の比重が想像以上に大きかったことです。
また、評価が実績や目標達成度に大きく左右されるため、薬剤師としての専門性だけでなく、店舗運営や売上への意識も求められます。
成果を出せば評価される環境ですが、その分プレッシャーもあるため、自分がどのような働き方を望むのかを事前に確認しておくと、入社後のギャップは少ないと思います。
ウエルシアの就職先、転職先としての評価について
ウエルシアは薬剤師の転職先としておすすめできますか?

条件が合えばおすすめです。(5段階中4)
その理由を教えてください

調剤業務だけでなく、OTC販売や接客、店舗運営に関する知識や経験を幅広く身につけることができるためです。
また、社内研修制度が充実しており、継続的に学べる環境も整っています。
給与水準や賞与も比較的良く、成果を出せば評価や昇給につながる仕組みがあります。
一方で、目標達成に対する意識や数値管理が求められるため、そうした環境にやりがいを感じられる方には向いている職場だと思います。
逆に、調剤業務に専念したい方や数字による評価を負担に感じる方は、事前によく検討した方が良いと感じます。
ウエルシアに向いている薬剤師はどんな人だと思いますか?

調剤業務だけでなくOTC販売や接客にも積極的に取り組みたい方だと思います。
お客様と直接関わる機会が多いため、人と話すことが好きな方や、症状に応じて商品を提案することにやりがいを感じる方には適した環境です。
また、売上やかかりつけ薬剤師件数などの目標が設定されているため、数字を意識しながら業務改善に取り組める方にも向いています。
成果が評価や昇給につながる仕組みがあるため、目標達成に向けて努力することが苦にならない方や、キャリアアップを目指したい方は活躍しやすいと思います。
さらに、研修制度が充実しているため、薬剤師として継続的に学びたい方や、調剤だけでなく幅広い知識やスキルを身につけたい方にもおすすめできる職場です。
ウエルシアに向いていない薬剤師はどんな人だと思いますか?

調剤業務だけに集中したい方や、売上・OTC販売・かかりつけ薬剤師件数などの数値目標を意識しながら働くことに抵抗がある方には、あまり向いていないと思います。
この会社では、薬剤師としての専門知識だけでなく、店舗の業績や目標達成に対する意識も求められるため、数字を追いかけることが苦手な方は負担を感じる可能性があります。
また、OTC医薬品の販売やお客様対応の機会も多いため、接客業務が苦手な方や積極的な提案をしたくない方にも合わないかもしれません。
さらに、昇進やキャリアアップに向けた目標設定が行われるため、出世や評価にあまり関心がなく、自分のペースで働きたい方にとっては、職場の方針とのギャップを感じることがあると思います。
反対に、成長意欲があり、幅広い業務に挑戦したい方には向いている職場だと感じました。
ウエルシアへの転職を考えている薬剤師に伝えたいことを教えてください

転職を検討する際は、調剤業務だけでなくOTC販売や接客、店舗運営にも興味を持てるかを事前に考えておくことをおすすめします。
ウエルシアでは、薬剤師としての専門性に加えて、売上や各種目標の達成に向けて取り組む姿勢も求められます。
そのため、数字を意識しながら働くことにやりがいを感じられる方には、成長できる環境だと思います。
また、研修制度は充実しており、薬剤師としての知識を継続的に学べる機会があります。
給与や賞与も比較的良く、成果を出せば評価や昇給につながる点は魅力です。
一方で、目標達成へのプレッシャーや店舗による職場環境の違いはあるため、面接や見学の際に実際の雰囲気や働き方を確認しておくと、入社後のミスマッチを減らせると思います。自分がどのようなキャリアを築きたいかを明確にしたうえで判断することが大切です。
ここまでウエルシアに入社して間もない薬剤師の方にインタビューを行ってきました。
もちろん、転職は経験やスキルによって応募者ごとに提示される条件が異なります。
また、店舗によって忙しさや人員体制に差がある可能性があります。
インタビューでもお答えいただいたように、応募前に配属候補エリアの応援頻度、1人薬剤師の有無、残業時間、勤務コースごとの働き方を確認しておくことが大切です。
自分で確認しにくい情報は、薬剤師専門の転職エージェント経由で聞いてみるのも良いでしょう。

まとめ:ウエルシアへの転職は「会社の数字」と「現場の声」の両方で判断しよう
本記事ではウエルシアに入社して間もない薬剤師の方に、リアルな職場環境についてインタビューをしてきました。
もちろん、働いている時期や場所、上長などにより異なることもあります。
自分自身の働くエリアの雰囲気や最新の状況について転職エージェント経由で聞くことや、実際に店舗に行ってみることも良いかもしれません。
お薬屋の金融ゼミでは、会社の公開情報と従業員のリアルな声の両方から企業を分析しています。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。
※本記事はあくまで1名の個人的な体験談であり、ウエルシア全体を評価・断定するものではありません。

