【初めて投資する薬剤師必見】SBI証券でおすすめのインデックスファンド3選(NISA対応)

皆様は将来に向けて投資をしてますでしょうか?
薬剤師としての毎日は忙しく大変だと思いますが、将来のお金について考えることも重要です。
一方で、薬学部で全く触れない投資やお金のことで悩む薬剤師は少なくありません。

NISAとかiDeCoとか投資はやった方がいいと聞くけど、まだできてないな

とりあえず証券口座をSBI証券で作ってはみたけど、どの商品を選べばいいかわからない
実際に将来に向けて投資を初めてみたいけど、どの商品を選べばいいかわからないという方は多いです。
そこで、今記事では現役薬剤師で投資をしておりファイナンシャルプランナーでもある私が、SBI証券でおすすめのインデックスファンドを3つ紹介いたします。
インデックスファンドをおすすめしている理由はこちらをご覧ください。
忙しい薬剤師でもすぐにできて、長期的に見ると資産を増やす再現性の高い商品ばかりです。
この記事を読めば実際にインデックスファンドを購入し将来への資産を作る一歩を踏み出せます。
投資をして将来豊かになりたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資判断は自己責任で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。

ちょっと待って!まだ証券口座を申し込んでないんだけど
証券口座がないとインデックスファンドは購入できません。
証券会社によって扱っているインデックスファンドが異なるため今回はSBI証券の取り扱いファンドでおすすめを紹介していきます。
証券会社の違いを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
結論から申し上げますと、初めて投資する薬剤師におすすめのSBI証券のインデックスファンドは
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
です。
その理由を説明する前にインデックスファンドの原則からみていきましょう。
インデックスファンドの原則
インデックスファンドを買う際には投資の三原則である「分散投資」「長期投資」「積立投資」を守ることが重要です。
今回紹介するインデックスファンドはいずれも投資の三原則に則しており、NISAでも購入ができる商品です。

NISAで投資ができるということは金融庁が認めた商品ということです。それだけで少し安心な気がしますね。
では実際にどうやって選んでいけば良いのでしょうか?
インデックスファンドの選び方
まず、インデックスファンドを選ぶ際には
•運用コストが低いか
•対象とするベンチマークが買いたいものか
•ファンドの規模が大きいか(純資産残高が大きいか)
•分配金が再投資型を選べるか
•NISA対応か
を確認すると良いです。

なんか難しそうなんだけど
順番に説明していきましょう。
運用コストが低い
インデックスファンドは長期で積み立てて資産形成が原則です。
複利の効果を最大限に活かすためには、毎年かかるコスト(信託報酬など)が低いほど最終的な資産に大きな差が出ます。
つまり如何に手数料を安くするかが鍵となるのです。
対象とするベンチマークが買いたいものか
どの指数に連動するかで成績はもちろん異なります。
米国株全体に投資したいのに、インド株の指数に連動したインデックスファンドを買っても米国株には投資できません。
ファンド規模が大きいか(純資産残高が大きいか)
ファンドの規模が小さい場合、繰り上げ償還のリスクがあります。

繰り上げ償還って?
繰り上げ償還とは、ファンドの規模が小さくなって運用が困難になった場合などに、条件に基づいて運用が中止されてお金が返還されることです。(償還価額で返還される)

ということはどうなるの?
積立していたファンドの運用が途中で中止してしまったら、その時点で損失が発生する可能性がある、十分に複利の効果を得られないデメリットがあります。
市場は良い時と悪い時の繰り返しです。
分散の効いた投資信託の長期積立だからこそ利回りが安定するのですが、途中で意図せず運用が中止してしまった場合、長期積立のメリットを享受できないでしょう。
分配金が再投資型を選べるか
長期投資では分配金なしで再投資型を選ぶことが基本です。

配当をもらえる方が嬉しいと思うけど
分配金を受け取ることは、そのインデックスファンドからお金が出ていってしまうため、利益を再度投資に回す金額が減り、複利の効果を得にくくなります。
複利の効果が減ってしまった場合には資産形成のスピードが遅れてしまうため、再投資型がおすすめなのです。
NISA対応か
まず、運用益を非課税で受け取れるNISA口座で運用しましょう。
多くのインデックスファンドがNISAに対応していますので、証券口座開設と同時にNISA口座を開設し対象のインデックスファンドを選ぶことが重要です。
NISAについてはこちらの記事をご覧ください。

原則はわかったけど、そこから商品を選ぶことが難しいんですけど
今回おすすめするインデックスファンドはこれらの条件を全て満たしたインデックスファンドです。ご安心ください。
では早速一つずつ見ていきましょう。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
このファンドは米国の代表的な株価指数「S&P500」に連動する成果を目指す投資信託です。
通称「SBI・V・S&P500」と呼ばれることも多く、SBIアセットマネジメント株式会社が提供しています。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの運用コスト
信託報酬は約年率0.0938%程度、総計比率も約0.10%と超低コストです。
購入手数料もかかりません。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドのベンチマーク
対象のベンチマークは米国の代表的な株価指数であるS&P500指数です。「バンガード・S&P500ETF」を通して、連動する投資成果をめざしています。

どんな指数なの?
米国株式市場の時価総額の約80%をカバーをしており、米国内でセクターが分散されているアメリカ市場特化の指数です。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドのファンド規模
ファンドの規模は約2.17兆円(2025年7月)です。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの国・地域別構成比率
米国株式の指数のため組入銘柄は全てアメリカです。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの運用実績
以下が基準価額推移グラフです。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド基準価額データをもとに作成。

上下を繰り返しながら、上昇トレンドで進んでいることが観て取れますね
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
SBIアセットマネジメントと米バンガード社の提携シリーズである「SBI・Vシリーズ」の一つで、CRSP USトータル・マーケット・インデックスという指数に連動します。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの運用コスト
信託報酬は約年率0.0938%程度、総計比率も約0.10%と超低コストです。
購入手数料もかかりません。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドのベンチマーク
CRSP USトータル・マーケット・インデックスです。

どんな指数なの?
CRSP USトータル・マーケット・インデックスでとは、米国株式市場の大型株から小型株まで約4000銘柄を対象とし、投資可能銘柄のほぼ100%をカバーした連動する指数です。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドのファンドの規模
ファンドの規模は約3200億円(2025年7月)です。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの国・地域別構成比率
国・地域別構成比率は、どの国にどれだけの割合を投資しているかを示したものです。
米国株式の指数のため組入銘柄は全てアメリカです。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの運用実績
こちらも基準価額推移を見てみましょう。

SBI・V・全米株式インデックス・ファンド基準価額データをもとに作成。

こちらも堅調に上昇傾向です。
eMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)はいわゆるオルカンと言われているインデックスファンドで、運用会社は三菱UFJアセットマネジメント株式会社です。
楽天証券ユーザーにもおすすめしているインデックスファンドです。
eMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)の運用コスト
信託報酬は約年率0.05775%、総経費率も0.11%と超低コストです。
購入手数料もかかりません。
eMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)のベンチマーク
対象のベンチマークはMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスです。

どんな指数なの?
世界の投資可能株式の約85%をカバーする分散の効いた指数で、エヌビディア、マイクロソフト、アップルが上位3銘柄を占めています。
eMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)のファンドの規模
純資産総額は6兆を超えておりトップクラスの巨大さです。
eMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)の国・地域別構成比率

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の目論見書をもとに作成。
このように様々な国分散していることがわかります。
eMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)の運用実績


全世界に分散して投資していても、右肩上がりで基準価額は上昇トレンドです

色々書いてあるけど、難しい言葉が多くてわからない、、、
では、それぞれのインデックスファンドの比較表を作ってみましょう。

このようになります。

SBI証券との親和性ってなに?

SBI証券には投資信託の保有金額に応じて毎月ポイントがもらえる「投信マイレージポイント」があります。
「投信マイレージポイント」のポイント率がより高いインデックスファンドがSBI・V・S&P500インデックス・ファンド、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドになってます。
どれも甲乙つけ難い優良インデックスファンドのため、どれを選んでも構いません。

それでもまだ迷っちゃって
では、選び方のヒントをあげてみましょう。
インデックスファンド選び方のヒント
投資したい対象で選ぶ
世界全体の安定成長をとるか、米国の成長力に賭けるかは、人それぞれの考え方によります。
両者を組み合わせて、例えばeMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)をコアにしつつ、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドもサテライトで少し持つという応用も可能です。
コストで選ぶ
わずかな差ですが信託報酬や総経費率で選ぶことも良いでしょう。
信託報酬ではeMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)が有意に立ちますが、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの投信マイレージポイントの優位性も長期投資では見過ごせません。
運用会社・実績で選ぶ
三菱UFJ国際投信(eMAXIS Slim)は長年にわたり低コスト運用を実践し、シリーズ全体の実績も十分です。
一方、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドはバンガード社のETFを通しており、信頼性も抜群です。
まとめ:SBI証券でインデックス投資を始めてみよう
いずれにしろ重要なことは優良なインデックスファンドを、長期でコツコツ積み立てることが資産を築く一番の近道だという点です。
今回紹介したインデックスファンドはどれも優良で人気のあるファンドです。
商品を選んだら気長に資産形成していきましょう。

そもそも証券口座を持っていないんだけど、、、
大丈夫です。
まずはSBI証券で口座を開設してみましょう。
マイナンバーカードがとスマートホンがあれば簡単に開設できます。
インデックス投資に必要なのは才能でも、人脈でもありません。
これからの時間が一番必要なことです。
多くの方はやらない理由を探しがちで、行動しない理由をもとめますが、それは非常に勿体無いです。
今が一番将来に向けて時間があります。
ぜひ一緒に豊かな生活を目指していきましょう。
ここまで読んでくださった読者の方々ありがとうございます。
リンク先には公式サイトを掲載しておりますので、ご利用の際には使用いただけますと幸いです。
今後も皆様の役に立てるような情報を発信していきたいと思いますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資判断は自己責任で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。