【2026年最新】20代・30代薬剤師の平均年収は約530万円!年齢別推移と収入を上げる4つの方法
薬剤師として働き始めて意外と給料が多くない、将来どれくらい年収が上がるのか不安に思っている方も少なくありません。

税金や社会保険料で結構引かれているから想像していたよりもらえないのね
私自身も薬剤師として働き始める前はもっと豊かな生活できるのだろうと想像していましたが、昨今の物価高や調剤報酬の引き下げのため、典型的な裕福な暮らしとはいかなことも事実です。
そこで今記事では、最新データから20代、30代の薬剤師の平均年収を確認し、収入を上げる4つの方法を解説します。
今より良い暮らしがしたい、同年代よりも稼ぎたい、豊かな生活を目指したい薬剤師はぜひ最後までお読みください。
【参考文献・出典】
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(政府統計の総合窓口)
賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 第5表 等
20代の薬剤師の平均年収は約480万円、30代の平均年収は約566万円
ではまず政府の統計データから一般的な20代、30代の薬剤師の年収を見ていきましょう。
令和6年賃金構造基本統計調査によると20代の薬剤師の平均年収は約480万円、30代の薬剤師の平均年収は約566万円となっています。
(20歳前半のデータは薬剤師国家資格合格後の24歳のデータしかないため値への影響度を1/5として計算
年収=「きまって支給する現金給与」✖️12+「年間賞与その他特別給与額」として算出)

令和6年度の統計調査より年収が下がっています。
(30代:約589万円→約566万円)
他業種では年収が上がっている業種も多い中、厳しい業界であることは間違えありません。

今の私より高いわ、、、

これは賃金構造基本統計調査の「きまって支給する現金給与額」の数値を用いています。「きまって支給する現金給与額」は時間外勤務などの超過労働給与額も含まれているので、残業代合わせてもらった金額と考えてください。

確かに残業入れたらそれくらいだわ。
けど将来的にはどれくらい稼げるのかしら?
では薬剤師の年齢別収入を表とグラフにしてみます。
薬剤師の年齢別平均年収
薬剤師の年齢別平均年収
令和7年賃金構造基本統計調査(産業計・企業規模10人以上・男女計)
| 年齢階級 | 月給 (千円) |
年間賞与 (千円) |
年収 (万円) |
|---|
※年収=「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」で算出(万円未満四捨五入)。「きまって支給する現金給与額」には超過労働給与(残業代等)を含みます。
※20〜24歳は国家試験合格後の新卒1年目が中心(平均年齢24.5歳・勤続0.5年)で賞与がほぼ支給されていないため、年収が低く出ています。
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種(小分類)第5表のデータを基に筆者作成。
グラフを見ると、薬剤師の年収カーブには2つの特徴があります。
1つ目は、20代のうちは順調に伸びることです。20〜24歳の約408万円から30代前半の約533万円まで、キャリア初期は年収が右肩上がりに増えていきます。
2つ目は、30代後半で早くも伸びが止まることです。35〜39歳が約598万円、40〜44歳が約595万円と、この10年間はほぼ横ばい。ピークは45〜49歳の約676万円ですが、そこからは緩やかに下がっていきます。
現在は高収入の職業に分類されますが、近年の調剤報酬の引き下げ、給料の原資である社会保険料の削減、薬局の数を減らす方針である国の政策を鑑みると将来的に今より少ない年収になる可能性は高いでしょう。

じゃあどうすればいいの?
全ての薬剤師が将来的に年収が少なくなるわけではありません。
薬剤師がこれから将来に向けて収入を上げる方法を整理します。

薬剤師が収入を上げる方法4選
スキルアップをして現職で上位職を目指す
各種認定薬剤師の資格を取得したり、管理薬剤師となることで現職内で手当や昇給が見込める会社も多いです。
先ほどのデータで見た通り、何もしなければ30代後半から年収は横ばいとなります。
そのため、他の薬剤師がやらないことをやってスキルを習得し、上位職や手当を目指すことが平均を超える手段となります。

けど、薬局長見ていると大変そうだし

確かに薬局の管理、スタッフの教育など業務量は増えるかもしれません。私自身も調剤薬局配属後1年ちょっとで薬局長となりました。初めは試行錯誤して大変でしたが、すぐに慣れていきます。
もし将来的に現職から転職することになったとしても、認定薬剤師の資格や管理薬剤師の経験はポータブルスキルとして役に立ち、年収交渉の強いカードとなります。

私は採用面接も担当いますが、管理薬剤師経験があり自ら店舗を改善していこうとしてきた人は大変魅力的に感じます。

投資をして不労所得を得る
薬剤師は20代のうちから年収が一般的な職種より高いため、その給与を活用して資産運用を始めると将来のリターンを最大化できます。
年齢別データが示す通り、薬剤師の強みは「生涯年収の高さ」よりも「若いうちから高い」ことです。
25〜29歳で約495万円という水準は、投資の最大の武器である「時間」を早くから使えることを意味します。昇給カーブが緩やかな職業だからこそ、給料の伸びに頼らず、お金自身に働いてもらう仕組みを早く作ることが重要です。

けど、投資ってお金が減りそうで怖い
最近はSNSなどを通じた投資詐欺が流行っている、薬局への怪しい投資の営業がかかってくるなど資産形成に向かない投資商品も多いため、しっかりと知識をつけて判断することが大事です。
一方で20年間以上の長期投資で、市場平均を目指して幅広い銘柄を扱うインデックスファンドに投資をした場合のリスクはかなり低くなっております。
またNISAやiDeCoといった税制優遇制度をしっかり利用することも欠かせません。
NISA、iDeCoの制度についてはこちらをご覧ください。

働いてお金を得るだけではなく、お金に働かせてお金を得ることも豊かになるための一歩です。
投資をするリスクもありますが、投資をしないリスクも高いです。しっかり知識をつけて正しく投資をしましょう。

転職をして年収のアップをする
現職での昇給が見込めない場合には転職して年収をアップさせる方法もあります。
同じ業務内容でも会社によって年収が大幅に異なることも少なくありません。
今回のデータでも、企業規模によって薬剤師の給与水準には差があり、「どこで働くか」は「何歳まで働いたか」と同じくらい年収を左右します。

年収を高く提示できる会社は大手の会社でもドラッグストアでもありません。
もちろん大手やドラッグストアが年収が高いこともありますが、「安定して利益を出している会社」が年収を高く提示できます。
転職時には会社が将来的に安定して収益が出せるか(コンプライアンスも遵守の上)も考慮すると良いでしょう。
転職に成功するとすぐに年収が上がりますが、転職成功のために重要なことは情報を集めて自分を高く売り込むことです。
そのためには転職エージェントをうまく活用することが重要です。
転職エージェントをうまく活用するコツはこちらでまとめていますので参考なれば幸いです。

前向きな転職は人生を豊かにします。現職で年収が頭打ちになるようであれば転職は1つの選択肢です。
副業を初めて副収入を得る
本業以外の収入を得るために派遣薬剤師や、薬剤師業務以外の副業(予備校講師や動画編集など)を行うことでトータルの収入を上げることができます。
また、副業で得た知識を本業にも活かせるとより良い収入アップのサイクルを作ることができます。
一方で、厚生労働省は副業・兼業の促進を進めておりますが、大手のドラッグストアや調剤チェーンでは副業禁止にしている会社も少なくありません。
特に管理薬剤師などの場合には法律的に他の薬局での勤務の制限があるため、医薬品医療機器等法や就業規則などを確認した上で行いましょう。

私は副業禁止の会社だったため、どうしても自分自身のやりたいことであり自由に収入が作れるように転職をしました。いずれは多くの会社で副業解禁がされると良いですね。
まとめ:収入はあなたの考え方と努力でいくらでも上がる
今記事では令和7年賃金構造基本統計調査から薬剤師の現状の年収推移と収入を上げる方法をまとめてきました。
今後も少子高齢化と社会保険料の増大、薬剤師数の増加により薬剤師の年収推移は今まで以上に厳しいことになると予想されます。
しかしこれは統計データの一般論であり、あなたの努力と継続、発想次第では収入に上限はありません。
そして収入だけが人生を豊かにする要因ではありません。
お金や時間に余裕があり、自分のしたいことができ、自由に家族や友人と笑って過ごせること全てが重要です。
この記事が少しでもあなたの役に立ち、お金に悩まず、よりあなたらしい豊かな人生を送れるように応援しています。
ここまで読んでくださった読者の方々ありがとうございます。
今後も皆様の役に立てるような情報を発信していきたいと思いますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
