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【薬局長に簿記は必要?】簿記資格保有の現役薬剤師が徹底解説

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「薬局長になったけれど、簿記って勉強したほうがいいんだろうか?」
自店の売上高や人件費の数字を渡されるようになって、簿記について気になってきた薬局長もいるかと思います。

経営数字を見るには簿記がいいと聞くけど、どこまで勉強すればいいかもわからないし

そこで本記事では、薬局長経験があり簿記2級も取得している筆者が、現在薬局長、将来薬局長を目指す方に向けて簿記が必要かどうか、どこまで勉強したら良いかを解説します。

この記事を読めば薬局長に簿記の知識がどこまで必要なのかが分かります。

私自身薬局の売上や営業利益の判断に悩んで、簿記を取得した経験を凝縮しました。
簿記に興味がある薬局長、薬剤師の方はぜひ最後までお読み下さい。

結論:薬局長には簿記3級を学ぶ価値はかなり高い

まず結論ですが、薬局長として店舗の数字を管理する上では簿記3級を学ぶ価値は高いです。

けど簿記がなくても特に困らないよね?

もちろん「資格を取らないと仕事に影響する」という意味の必要性はありません。
しかし、薬局の数字を読む、エリアマネージャーなどの上位役職と数字の会話ができるようになる上で、簿記3級程度の知識があるとかなり役立ちます。

例えば

・薬局のP/Lを渡されて改善するべき場所がわかる
・会社の「売上総利益」「営業利益」「経常利益」の違いが分かる

などです。

そしたら薬剤師全員が簿記をとればいいんじゃないの?

簿記の知識を持つことは重要ですが、それ以上に知識を使うことが重要です。
では役職別にどこまで簿記を学ぶべきか解説していきます。

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私自身は簿記2級まで取得しましたが、薬局長として店舗の数字を理解する目的であれば、まずは簿記3級で十分だと感じています。

薬剤師の役職別に学ぶべき簿記資格

・一般薬剤師:簿記は必須ではない
・薬局長:簿記3級レベルの知識があるとかなり役立つ
・エリアマネージャー・本部管理職:簿記2級レベルの知識があると強い

一般薬剤師に簿記は必須ではない

一般薬剤師の場合には簿記の取得は必須ではありません。
患者対応の質を上げることや薬の知識、算定知識の習得が最優先で、簿記を後回しにしても業務上の不利益はありません。
「薬剤師に簿記は意味ない」という意見は、この段階において一理あります。

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もちろん簿記に興味がある場合には勉強をすることで、将来のキャリア形成に役立つでしょう。

薬局長には簿記3級の知識が欲しい

薬局長になると自店の数字に責任を持たなくてはならないため、簿記3級レベルの知識があると役立ちます。

簿記3級は小規模企業における企業活動や会計実務を学べるため、薬局という小規模の店舗で数字を知るためには適切な知識量です。

薬剤師向け簿記3級の勉強法についてはこちらの記事をご覧ください。

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【薬局薬剤師必見】薬剤師が簿記3級を取るべき理由3選とおすすめ勉強法
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エリアマネージャーや本部管理職は簿記2級の知識が欲しい

エリアマネージャー以上になると見る数字が1店舗から複数店舗に広がります。
簿記3級は小規模企業の会計をターゲットとしているため、複数店舗の数字を管理するなら、簿記2級レベルの知識もあると心強いです。
では具体的に薬局長が簿記3級を学ぶメリットについて見ていきましょう。

薬局長が簿記3級を学ぶメリット

「売上が高く処方箋枚数が多い店舗=良い店舗」ではないと理解できる

薬局長になると、売上や処方箋枚数を意識する場面が増えます。
もちろん処方箋枚数や売上は重要ですが、店舗運営では「売上が高い、処方箋枚数が多い店舗=良い店舗」とは限りません。
売上があっても、人件費や廃棄薬品が増えれば、最終的に利益は残りにくくなります。
簿記を学ぶことで売上だけでなく「利益がどこで生まれ、どこで失われているのか」を考えやすくなります。

薬の在庫を資産としても考えられるようになる

薬剤師として在庫を見ると、患者さんに必要な薬を確保できているかが重要です。
一方で必要な薬を確保することは大切ですが、過剰在庫による廃棄金額の増加は薬局の利益を圧迫します。
在庫は現金が形を変えたものであり、薬が廃棄になると現金を捨てているようなものです。
このように簿記を学ぶことで、在庫を医療の視点と経営の視点の両方から考えやすくなります。

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特に棚卸し前の過剰在庫は利益圧迫以外にも、オペレーションコストの増加による人件費増加の原因にもなります。

エリアマネージャーや本部との会話が理解しやすくなる

簿記を学ぶと、上司やエリアマネージャーとの会話が理解しやすくなるというメリットもあります。
薬局長に向けて「在庫金額を下げたい」「人件費率が高い」「調剤部門の利益が伸びていない」といった話をされることがあります。
数字の意味がわからないと、毎日頑張っているのにただ責められているように感じるかもしれません。
しかし簿記の基本を知っていると、何の数字が問題で、どこを改善すればよいのかを考えやすくなります。
結果として、上司との会話でも自分の意見を持ちやすくなり、数字で語る薬局長の意見は上司にも受け入れてもらいやすくなります。

薬局長としての評価につながりやすい

薬剤師は簿記資格を取ったからといって評価されるわけではありません。
しかし、簿記を学ぶことで薬局の数字を理解し改善点を考え、改善案を上司と数字で考える力は身につくでしょう。
薬剤師としての専門性に加えて店舗運営の視点を持てることは、薬局長としての評価にもつながりやすいです。

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多くの薬剤師が経営数字に対して苦手意識を持っています。その中で「数字」で会話できる薬局長の存在は希少です。

将来のエリアマネージャー・本部職への昇進・独立にもつながる

将来的にエリアマネージャー、本部職、医療系企業、独立、副業などを視野に入れるなら簿記の価値は高くなります。
薬局長は、現場と経営の間にいるプレイングマネージャーです。
簿記を学ぶことで現場の経験を数字で説明できるようになり、マネジメントや数値管理の比重が大きくなる上位キャリアにもつなげやすくなります。
もちろん独立を考える場合にも経営数値の理解は不可欠なため、より簿記の重要性が増します。

転職市場で「数字に強い薬局長経験者」として差別化できる

薬局長経験は転職市場でも評価されやすい経験です。
ただし、薬局長経験だけでは他の薬局長経験者との差別化が難しい場合が多いです。
簿記を学んでいると、在庫管理・人件費・利益構造などを意識して店舗運営をしてきたことを伝えやすくなり、その裏付けとして簿記の資格があると説得力が増します。
薬剤師としての現場経験に数字を読む力が加わることで、「数字に強い薬局長」として市場価値が高まり、好条件での転職が可能になるかもしれません。

けどどうやって簿記を学べばいいの?

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忙しい薬局長が簿記を学ぶなら、動画で全体像をつかみ、スキマ時間に問題演習を進める方法が現実的です。
無料で簿記の講義を見たい方はCPAラーニング、スマホで問題演習まで効率よく進めたい方はスタディングなどが選択肢になります。
それぞれの詳しい特徴や薬剤師目線での使い方は、別記事で解説しています。

まとめ:簿記3級を取得して「数字に強い薬局長」になろう

ここまで、薬局長が簿記3級を学ぶ価値について解説してきました。

簿記は、漠然とした経営数値の考え方を「具体的な数字の理解」に変えるための道具です。

もちろん薬の知識のアップデートも重要ですが、その合間で簿記を学ぶことはキャリアの強みになります。
そして簿記3級の知識や考え方は、薬局を管理する業務でも活きてきます。
簿記3級は100時間程度の勉強でも合格を目指せるため、試しに学んでみてください。

今とは違う景色で薬局が見えるはずです。

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございます。

今後も皆様の役に立てるような情報を発信していきたいと思いますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

ABOUT ME
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薬剤師/ファイナンシャルプランナー/日商簿記2級/TOEIC 735
新卒で併設型のドラッグストアに就職。管理薬剤師、薬局の新店立ち上げを経てスタートアップの中小薬局に転職。薬剤師の他に日商簿記2級、ファイナンシャルプランナー3級、TOEIC LR 735点を取得しています。 一人でも多くの薬剤師にお金に不自由ない暮らしをしてもらえるようお金の知識、キャリアアップ、ライフプランについて発信中です!
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