【SBI証券の評判は?】SBI証券、楽天証券両方を利用中の30代薬剤師に聞いたリアルな使用感
薬剤師が実際に投資を始めようとするとき、どの証券口座を選ぶべきかで迷うことも少なくありません。

どこで開設すればいいかわからないし、証券口座を複数試してみた人の話が聞きたいな
そこで本記事では、社会人2年目にDMM.com証券でFXから投資を始め、損失を経験した後にSBI証券へ乗り換え、楽天証券も併用しつつ積立投資で評価額1,000万円を超えた30代の現役薬剤師に、乗り換えの経緯から現在の使い方、失敗から学んだこと、これから始める薬剤師へのアドバイスまで率直にインタビューしました。
これから証券口座を開設して資産形成を始めようと考えている薬剤師の方は、ぜひ最後までお読みください。
※本記事はあくまで1名の薬剤師の個人的な体験談であり、特定の証券会社や投資手法を推奨・断定するものではありません。
投資判断は自己責任で行い、必要に応じて専門家にご相談ください
※当メディアがクラウドワークスで調査した独自アンケートとなります。
基本情報
今回お話をお聞きした方の基本情報は以下の通りです。
・年代:30代後半
・勤務先:調剤併設型ドラッグストア(正社員)
・薬剤師歴:10年以上15年未満
・投資歴:10年以上15年未満
・初めて開設した証券口座:DMM.com証券(現在のメインはSBI証券)
・初めて証券口座を開設した時の年齢と薬剤師歴:20代後半、薬剤師歴5年未満
・経済圏:楽天カード/楽天ペイ、楽天ポイント、住信SBIネット銀行
・NISA:毎月積立投資
・月々の投資額:15万円以上20万円未満
・保有商品の評価額:1,000万円以上2,000万円未満
では、投資を始めたきっかけからみていきましょう。
投資を始めたきっかけ・証券会社選びについて
投資を始めようと思ったきっかけを教えてください

社会人2年目で、学生時代よりも金銭的に余裕が出てきていた時期でした。当時の彼氏(現在の夫で、同じ会社の薬剤師です)が学生時代からFX取引をしていて、彼に誘われてFXのデモトレードをやってみようと思ったのがきっかけです。
投資の知識もあまりなく、デモトレードなので気軽な気持ちで始めました。当時は独身で、薬剤師として働いていたので貯金はどんどん増え、特にお金に対する不安はありませんでした。親も昔から国内株式や外貨取引などの投資をしていたので、投資への抵抗はありませんでした。
「投資で成功して財産ができたら、正社員からパートに変わってゆるく働きたいな」と漠然と考えていたと思います。
最初にDMM.com証券を選んだ経緯を教えてください

10年以上前なので記憶が曖昧ですが、あまりこだわりはなく、勧めてくれた夫が使っていたので同じ証券会社にしました。開設も簡単で、特に問題なくできた記憶があります。
短期取引をする予定だったので、取引手数料が安いかどうかは確認しました。あとは、DMM.comはCMなどでよく見ていて名前を知っていたので、「なんとなく有名な証券会社なら安心かな」と思って、あまりよく調べずに開設しました。
開設前に、他の証券会社とどの程度比較しましたか?

開設した1社だけを調べました。
クレジットカード・銀行・ポイントとの組み合わせまで考えていましたか?

まったく考えていませんでした。
楽天カードをメインカードとして使っていましたが、投資と結びつけるという考えは全くありませんでした。当時はポイ活を意識することもなく、「FX取引をする証券会社」という単独の認識しかありませんでした。旧NISAは存在していたようですが全く知らず、資産形成といった大きな目標ではなく「余剰資金がちょっと増えたら嬉しいな」程度の気持ちでした。
現在は楽天ユーザーなので、ポイ活を意識し、楽天証券を開設し、国内株式取引口座として使用しています
次に、現在の投資スタイルについてみていきます。
現在の投資スタイル・経済圏について
現在保有・利用している投資商品を教えてください

米国株式型のインデックスファンド、
先進国・新興国株式型のインデックスファンド、
国内個別株です。
現在の投資方法について教えてください

SBI証券で投資信託を中心に運用しています。主な投資先は「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」で、NISAの成長投資枠を利用し、毎日買い付ける設定で月18万円程度を積み立てています。そのほか少額ですが、毎月分配金が出るタイプのファンド(WCM世界成長株厳選ファンド(予想分配金停止型))を特定口座で保有しています。
自分で個別株を選んで購入するよりも手軽に分散投資ができて、それぞれ配当金(年4回と毎月)が出るので、配当が確認できた日には家族みんなで盛り上がります。
配当金が出るタイプを選んでいる理由は、将来のために資産を増やすだけでなく、今の生活の中でも投資の利益を活用したいと考えたからです。子どもとの限りある時間で、今しかできない体験にお金を使いたい。実際に配当金は「体験に使う」と名目を決めていて、旅行先での体験イベントなどに使っています。
「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」は長期で保有する予定なので、相場が上昇・下落しても投資方法を変えることは考えていません。生活費に余裕が出たら証券会社の買付余力に移して、余分に使わないように心がけています。毎日チャートをチェックすることはなく、設定した金額が毎日自動で買い付けられるだけなので、忙しい薬剤師でも問題なく投資ができます。

資産形成を急ぐがあまり「今の生活を犠牲」にすることは非常にもったいないです。体験、経験も重要な資産です。
この方のように「配当金は子どもとの体験に使う」と使い道を決めておくのは、今を楽しむことも資産形成と同じくらい重要です。
クレカ積立、ポイントの使い方を教えてください

クレカ積立は利用していません。SBI証券でのクレカ積立を一時期検討し、対応している三井住友カードを調べましたが、積立以外にも「カードを年間一定額以上使用する」といった条件があり、断念しました。
普段はほぼ楽天カードしか使わないので、他のクレカに切り替えるのも手間で、投資分のポイントは諦めています。現在は現金を買付余力に入金してから投資する形にしていますが、「余剰資金で投資している」という感覚になりやすく、わかりやすくて気に入っています。
ポイント連携については、開設時にTポイント(現在はVポイント)を連携しました。投資信託の月間平均保有金額に対して付与されますが、気が付いたときに確認すると数百ポイント貯まっている、という印象です。
証券口座の追加や変更はしましたか?

DMM.com証券からSBI証券にメイン口座を変更しました。
FX投資は結局うまくいかず断念したので、そのままDMM.com証券も使わなくなりました。NISAに対する知識がついてきた5年ほど前に、現在使用しているSBI証券を開設し、メイン口座として使っています。
SBI証券を選んだ理由は、住信SBIネット銀行との連携があったからです。それまでネット銀行に興味はありましたが、開設したことはありませんでした。SBI証券の開設と同時に住信SBIネット銀行も開設し(現在はドコモSMTBネット銀行に名称変更)、今は投資以外にも頻繁に利用しています。住信SBIネット銀行からクイック入金が簡単にできて、すぐに買付余力に反映されるところが便利で気に入っています。セブンイレブンで現金を入金してから証券口座への振込まで、全てスマホで完結します。
住信SBIネット銀行の使い勝手がかなり気に入っています。振込手数料は(回数制限あり)無料でできるし、財布がなくて困ったときにはスマホさえあればコンビニで現金がおろせるので大変助かっています。
証券口座を変更してよかった点は、おすすめ商品を検索するときに見るYouTube動画で、多くのユーチューバーがSBI証券(または楽天証券)を使っているので、使い方がわかりやすいことです。
なお、楽天証券も開設していて、そちらは国内の個別株を特定口座で購入し、株主優待を楽しむ用として使っています。
次に、開設前の不安と、実際に使って気づいたことを聞きました。
証券口座開設前の不安・開設後に気づいたこと
証券口座開設前に、どのような不安や疑問がありましたか?

現在利用しているSBI証券を開設した際の経験についてお答えします。
口座開設については、開設動画を出しているユーチューバーがいたので、それを参考にしました。特に難しい手続きもなく開設できました。私の口座を開設するタイミングで、子どもを含む家族4人分の口座を同時に開設しました。
NISAの仕組みもYouTubeで勉強しました。投資商品はSBI証券のサイトにランキングが載っているので、参考にしながら選べます。YouTubeでおすすめ商品を解説している人も多いので、商品選択への不安はありませんでした。
毎日投資する金額を指定しているので、自動的に買付余力から投資されます。放置していても自然と投資額が増えているので、想像よりも簡単で手間はかかりませんでした。

一度FXでうまくいかなかった経験があるからこそ、2回目は事前にしっかり勉強して臨まれたのですね。
NISAやiDeCoについてはこちらでまとめています。
証券口座開設前に確認しておけばよかったと感じたことはありますか?

クレカ積立については、開設前に確認しておけばよかったです。
開設後しばらくしてから調べて、対応しているクレジットカードを作ってクレカ積立をしても、買い物でもそのクレカを使用する必要があり、家族とも相談した結果、見送ることになりました。
結果として開設から今まで、全て現金で入金していますが、クレカ利用より、わかりやすく、余剰資金で投資しているという感覚になりやすいので、気に入っています。
なお、楽天証券も開設していますが、そちらは国内株式(個別株)を特定口座で購入し、株主優待を楽しむ用として使用しています。楽天証券にも現金で入金しています。楽天カードを持っているので今後気が向いたらクレカ積立(楽天カード利用)も利用してみたいです。
また、SBI証券のアプリは情報量が多すぎて、私には使いにくいです。ポイント設定ひとつでも、設定方法を調べながらでないと簡単にはできず、なかなか手間取ります。YouTubeの解説動画がたくさんあるので、困ったときはユーチューバーに頼っている状態です。
ただ、一度設定してしまえば放置でも問題ないので、特に不満はありません。

効率よく資産形成をするために、証券口座開設前にクレカ積立やポイントについては最新情報を確認しておきたいですね!
SBI証券は初めての薬剤師へのオススメ度
はじめて証券口座を開設する薬剤師にSBI証券はオススメですか?

ある程度勧められます。
その理由を教えてください

口座開設の手続きは簡単で問題なくできました。銀行口座は連携している住信SBIネット銀行(現在はドコモSMTBネット銀行に名称変更)を使用しているので、入金も楽です。SBI証券を利用するのであれば、住信SBIネット銀行の開設はマストかと思います。
サイト内に投資商品のランキングがあるので、初心者でも購入しやすいと思います。YouTubeを見る時間のある薬剤師は流行りの商品を調べて購入するのもいいですし、知識も時間もない薬剤師はサイト内ランキングに頼ってもいいと思います。
ログイン時にワンタイムパスワードを求められるなど面倒な側面もありますが、逆に言うとセキュリティがしっかりしているので、セキュリティ面に不安を感じる人には向いていると思います。スマホなら顔認証・指紋認証で簡単にログインできて便利です。
初めの初期設定を頑張れる人、YouTubeの解説動画を見る習慣がある薬剤師にはおすすめです。反対に、設定作業が苦手な人・面倒くさがりな人・動画を見る習慣のない人には勧めにくいです。
今から初めて証券口座を開設するとしたら、どのように選びますか?

選びたいのは楽天証券です(開設はしていますが、メインでは使用していません)。
普段、楽天カードをメインカードとして使用していて、楽天銀行の口座もほぼ使っていませんが持っています。もし楽天証券をメインにしていたら、楽天カード・楽天銀行を使ってお得にポイ活をしていたと思います。
現在はSBI証券にある程度の金額を入金しているので、今さら変更するのは手間です。楽天はポイントが貯まりやすく使える店も多いので、初めからメインで使用していたらよかったかなとも思います。
投資に慣れてきたら、クレジットカード積立も利用していたと思います。
有名な投資商品は楽天もSBIも取り扱っているので、同じような商品を購入していたと思います。
あまり比較せずにSBI証券を開設しましたが、もう少ししっかり楽天証券と比較検討してから開設すればよかったなと思います。

投資を初めてからの証券口座乗り換えは手間が大きいからこそ、最初に普段の経済圏との相性を確認することが大切ですね。
これから資産形成を始める薬剤師へ
薬剤師は投資を検討した方がよいと思いますか?

薬剤師は、資産形成の手段の一つとして投資を検討するべきだと思います。薬剤師であればある程度安定した収入は得られます。しかし実際に働いていて思うのは、本当に体力的にも精神的にもきつい仕事だということです。
ほぼ一日中立った状態で働き、メンタルを削られる場面も多くあります。正社員ではなくパートで、ゆるく働きたいと言っている薬剤師も周りに多いです。
私自身も、将来的には週3くらいのパートになり、ゆるく働きながら子育てを楽しむ余裕がほしいと思っています。そのために、できるだけ早期から安定した資産形成のための投資をしていくことはとても大切だと感じています。配当金でちょっとした贅沢をしたり、子どもとの今しかない時間を楽しんだりすることで、生活に少しでも余裕を持てることに投資の意味を強く感じています。
また、将来、配当額が大きくなってきたら、正社員からパートへ移行することを夢見ています。
忙しい薬剤師でも、毎日相場を確認する必要はなく、積立の仕組みを利用すれば金額設定次第で無理なく続けられます。一方で、投資には損失が出る可能性もあるため、なくなっても生活には困らない余裕資金で行うことが大切です。
投資を始めていなかった頃の自分には「働き始めたら、できるだけ早い時期から積立投資について勉強して始めて」と伝えたいです。
そしてもう一つ伝えたいのは「FXには手を出さないこと」です。私自身、以前FXで総額700万円ほどの損失を出した経験があります。その損失分を積立投資に回せていたら、今頃もっと資産形成が進んでいたかもしれないと思うと悔しいですが、それも含めて勉強だったと考え、これからも自分に合った方法で前向きに投資を続けていきたいと思っています。

FXでの700万円の損失…。実体験から出る「ハイリスク投資に手を出さない」という言葉は重いですね。金融所得があると働き方の選択肢も広がります。
薬剤師が豊かになる方法はこちらをご覧ください。
20~30代の薬剤師がこれから資産形成を始める場合、どのようなアドバイスをしますか?

20~30代の薬剤師には、まず、少額でもいいので、できるだけ早く投資を始めることを勧めたいです。早ければ早いほど長い期間をかけて資産形成ができ、複利の効果も期待できるため、若いうちから無理のない範囲で始めた方がいいです。
私自身、働き始めた頃は投資の知識が全くなく、給料が入ってくるのが嬉しくて散財していました。独身の頃はどんどん貯金が貯まりましたが、結婚して子どもができると一気に余裕がなくなり、自分に使えるお金も減りました。今振り返ると、自由に使えるお金がたくさんある時期こそ、投資について勉強しておけばよかったと感じています。
まずは毎月の生活費を紙に書き出して、急な病気などに備えた生活防衛資金を確保した上で、どの程度なら投資に回せるのかを考えることが大切です。最初は月5,000円〜1万円程度など無理なく続けられる金額から始め、収入の増減で調整していけばいいと思います。
結婚や出産などライフステージが変わった場合は、配偶者ともよく相談し、「投資に回す金額」と「今、使いたい金額」を決めることも大切です。しっかり話し合っておかないと、結構喧嘩になります。
証券口座を選ぶ際には、手数料や取扱商品、NISAへの対応などを確認するとよいと思います。クレジットカードや銀行、ポイントとの連携も便利なので、自分の普段の生活に合った組み合わせを考えてから証券会社を選択するのがおすすめです。忙しい薬剤師であれば、積立を自動化しておくと無理なく継続しやすいです。
20〜30代の独身時代はしっかり働いて収入を得られる時期でもあるので、無理のない範囲で投資に回せるお金を作ることも大切です。薬剤師は若いうちは残業などで収入を増やすこともできますが、30代半ばになると体力的にきつく感じることもあります。若いうちに得たお金の一部を資産形成に回しておけば、体力的に無理ができなくなったときに将来の自分を助けてくれる資産になります。配当金を受け取れると、ちょっとしたお小遣いをもらえたような感覚になり、投資を続ける楽しみにもつながります。
最後に、FXでの損失体験から学んだことは、ハイリスクな投資で一気に増やそうとするのではなく、長期的に無理なく続けることが大切だということです。
ここまで、DMM.com証券からSBI証券に乗り換えて資産形成を立て直した30代薬剤師へのインタビューをお届けしました。
各証券会社・銀行のサービス内容やクレカ積立の条件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。
まとめ:初めての証券口座選びは普段の経済圏との相性で判断しよう
本記事では、FXでの大きな損失を経験しながら、SBI証券×住信SBIネット銀行(現在はドコモSMTBネット銀行に名称変更)の組み合わせで高配当ファンドの積立投資に行き着いた30代薬剤師に、リアルな体験談をインタビューしました。
「最初の口座は比較せずに選んで失敗した」「クレカ積立の条件は開設前に確認すべきだった」という失敗も含めた等身大の体験談は、これから口座開設する薬剤師にとって大いに参考になるはずです。
証券口座選びで迷っている方は、あわせて以下の記事もご覧ください。


この記事が皆様の証券口座選びの参考になり、資産形成の第一歩をサポートできましたら幸いです。
※本記事はあくまで1名の薬剤師の個人的な体験談であり、特定の金融商品・証券会社を推奨するものではありません。
手数料・クレカ積立の条件等の最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。投資は自己責任でお願いします。
